スリーエム[MMM]決算:1株利益は2.68ドルで市場予想を上回る

スリーエムは、1902年創業の多国籍企業で、創業当時はミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニーとして知られていた。高い研究開発力を有すると広く認められ、様々な製品カテゴリでその科学技術を活用している。2020年現在、事業は安全・産業、輸送・エレクトロニクス、ヘルスケア、およびコンシューマーの4部門で構成されている。売上高の約50%を米州外の市場が占めている。部門別では、安全・産業部門が正味売上高の大半を占めている。6万種類を超える製品の大部分が、多くの消費者や最終市場にとって欠かすことのできないものとなっている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比4%減の83.12億ドル(市場予想は79.79億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.68ドル(市場予想は2.28ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期の1株利益および営業キャッシュフローの見通しも上方修正している。

今後の株価見通し

いまだ強いダウントレレンドが続いている。95 ドル超えから投資タイミングを図ることになろう。

サウスウェスト航空[LUV]決算:1株利益は0.38ドルで市場を予想下回る

サウスウエスト航空は、搭乗者数で米国最大の国内航空会社である。700を超える航空機を運行しており、すべてボーイング737型機を採用している。長距離路線やビジネス客向けの路線もあるが、主に小都市の空港間を結ぶ短距離のレジャー路線に特化している。格安航空会社のビジネスモデルで事業を展開している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.  

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比4.9%増の65.25億ドル (市場予想は65.65億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.38ドル(市場予想は0.39ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を下回った。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

コムキャスト[CMCSA]決算:1株利益は1.08ドルで市場予想を上回る

コムキャストは、3つの事業で構成されている。中核のケーブル事業は、テレビ、インターネット・アクセス、および電話サービスを、約6,200万の米国の家庭および企業(米国の半分近く)に提供可能なネットワークを所有する。地域の約55%の家庭が、少なくとも1つのコムキャスト・サービスを契約している。2011年にGEから、CNBC、MSNBC、USAなどのケーブルネットワーク、NBC放送ネットワーク、ピーコックストリーミングプラットフォーム、地元のNBC関連会社、Universal Studiosやいくつかのテーマパークなどを含むNBCUniversalを買収。2018年に買収したSkyは、英国で最も優勢なテレビ局で、地位を築くために独占的なコンテンツに大幅な投資をしてきた。Skyはイタリア最大の有料テレビプロバイダーでもあり、ドイツとオーストリアでのプレゼンスを有する。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★総売上高・・・前年同期比0.9%増の301.15億ドル(市場予想は297.11億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.08ドル(市場予想は0.95ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。ケーブルTVなどで会員が予想以上に減少している点が嫌気されている。値上げが奏功し、利益は予想を上回った格好。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

コカ・コーラ[KO]決算:1株利益は74セントで市場予想を上回る

コカ・コーラは、アトランタに本社を置く世界最大のノンアルコール飲料会社である。炭酸ソフトドリンク、水、スポーツ飲料、エナジー飲料、コーヒーなど主要なカテゴリをカバーする200のブランドからなる強固なポートフォリを有する。ボトラーや販売パートナーとともに、コカ・コーラやライセンスを供与しているブランドで、世界200を超える国や地域の小売事業者や食品サービス拠点で最終飲料製品を販売している。総売上高のおよそ3分の2を海外が占める。中でもラテンアメリカやアジアの新興国の割合が高い。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★営業売上高・・・前年同期比8%増の120.00億ドル(市場予想は114.63ドル)
★継続事業ベース1株当たり利益(一部項目を除く)・・・74セント(市場予想は69セント)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。既存事業売上高の伸びも予想を上回っている。通期ガイダンスも公表し、既存事業売上高の伸びを上方修正した。

後の株価見通し

56.50ドル超えから投資タイミングを図ることになろう。