・インフレ低下の兆しとともに、第2四半期の雇用コスト指数(ECI)などを見ると、米国経済は「ソフトランディング」的な経済から「ゴルディロックス」経済へ変わりつつあると考えられる。これは経済がリセッションにならない程度に十分な経済成長を維持しながら、同時に成長が加熱しインフレを引き起こさない程度という理想的な状況にあるというもの。
・第2四半期の決算発表では、S&P500社のうち264社が発表を終え、8割の企業が事前予想を上回っている。今回のサイクルでボトムと考えられていたこの決算発表だが、現状は非常に良い状況。今後の注目は8月3日に発表予定のアップル[AAPL]とアマゾン[AMZN]。
・米国の株式市場は中型株や小型株の指数も上がっており、マーケット全体の展開を考えると良い状況。
・業績見通しでは、2024年は10%以上の成長が見込まれている。
・歴史的に見ても、現在約21倍のマーケットのバリエーションは割高とは言えないのではないか。