米ドル/円 日足

週間予想レンジ:109.00~110.50

メインストラテジー:押し目買い&高値追い

・再度200日移動平均線を回復、また2日高値109.73円に迫り、上放れへ
・米中第一段階合意もあって、リスクオンの環境における「出遅れ」も鮮明に
・10月末からの保ち合いが長く続いてきた分、これから上昇加速へ

【図表1】米ドル/円(日足)
出所:筆者作成

アナリシス:

先週は切り返し、先々週の高値寸前まで迫った。米中合意などリスクオンに作用する材料に加えて、108円台前半のサポートの厚さが証明されたところも大きく、ショート筋の手仕舞いをもたらした模様。先週の指摘の通り、先々週の大陰線があってもあくまで途中のスピード調整であり、先週の切り返しで我々の見方の一貫性を証左、またブル基調の蓋然性を一段と強めたとみる。

もっとも、週足におけるサインは整合性を持って判断すべきで、11月第1週の大陽線がもっとも重要だったことも繰り返し指摘してきた。11月第2、第3週の値幅は共に低下していたので、第1週の罫線と「インサイド」を形成し、11月末の高値トライをもって上放れを示唆した。8月高値109.33円のブレイクをもって新たな段階入りが示唆された以上、先々週の再反落を一種の「振り落とし」と見なされた。先週の切り返し、「身軽」になったことを示唆。

テクニカル上の証拠は変わっていない。8月1日の大陰線、典型的な「弱気リバーサル」&「アウトサイド」のサインを点灯したからこそ、8月の安値につながった。同日高値は「分水嶺」の役割を果たし、ブレイクがあれば最早「切り返し」ではなく本格的な上昇波と化したはずである。

中期スパンでは、4月高値112.41円までの上昇は途中の抵抗があっても総じてスピード調整にすぎず、上昇モメンタムの加速はこれからと予測する。10月末から形成されてきた保ち合いが長く続いてきた分、円安の加速は最早問題ではなく、モメンタムの強弱のみが注目されるだろう。

度々強調してきたように、8月26日の一時的な安値更新や当日の陽線引けがあって、底打ちを果たす「リバーサル・デー」を果たしたわけだ。同サインの有効性は109.33円のブレイクをもって最終的に証明された以上、また8月安値打診自体が究極な「ダマシ」であったことを証左と言える。

同「ダマシ」のサインに対する反動高の意味合いでも112.41円の回復を図り、さらに昨年高値の114.56円の打診に道筋を付けるだろう。日足における大型「三尊底」の構造も前記ターゲットの可能性と合致、上値余地を拓く公算。

日足では、12月12日の大陽線は「強気リバーサル」のサインを点灯、4日の陽線と同じ役割を果たしたとみる。要するに、108円台前半が繰り返し支持ゾーンと証明され、また200日移動平均線を巡る攻防が再度ロング勢の勝利が証明された以上、「押し目待ちに押し目なし」といったリスクのほうが大きいだろう。

年末が近づいてきたが、ロングスタンスを維持し、場合によっては高値追いも一手となる。

豪ドル/円 日足

週間予想レンジ:75.00~77.50

メインストラテジー:押し目買い&高値追い

・8月の底打ち、9月高値のブレイクをもって確定され、先週の新高値で一段とブル基調を強化
・繰り返し指摘してきたように、7月高値76円台前半の打診はもはや通過点に過ぎない
・すでに新たな上昇段階に入り、モメンタム加速の公算、メインターゲットは77円台後半

【図表2】豪ドル/円(日足)
出所:筆者作成

アナリシス:

先週大幅続伸、11月高値の更新をもってブルトレンドを一段と証左した。さらに、先週安値73.80円が先々週の安値より僅かに下回っていたから、先週の大陽線は「強気リバーサル」のサインを点灯、これからの上昇加速を示唆。

もっとも、繰り返し指摘してきた通り、11月第2週から先々週まで「インサイド」のサインを形成し、これからのブレイクをもって次のステップに入ることを示唆する。先週の高値更新、上放れを決定させた以上、これから上昇加速の公算だ。11月第2週で発表された豪雇用統計が不調となり、結果的に豪ドルの一時「深押し」をもたらしたものの、あくまで途中のスピード調整と証左されたところも大きく、ロング勢の優位性が再度証左されたと言える。

度々指摘してきたように、9月高値へのブレイクをもって8月安値を起点とした上昇波の継続を確認でき、これからも息の長い上昇を果たせるから、先週の高値更新はむしろ自然の成り行きだ。またスピード調整があったからこそ、より健全な上昇波の形成につながるから、これから上値トライしやすい環境に。

もっとも、8月26日のサインが果たした「リバーサル・デー」の役割が大きく、9月高値のブレイクをもって最終認定が図られた。ゆえに、ブルトレンドは76円台に留まることがなく、これからも継続される公算が大きいから、76円台半ばや後半の打診があっても通過点に過ぎず、少なくとも77円台後半~78円関門前後の上値が射程圏に収める見通し。

最近のサインとして、12月10日の安値打診は12月4日安値を一旦下回ったものの、その後切り返し、12月3日の高値を更新したところで、同安値打診が「フォールス・ブレイクアウト」だったことを証左している。その後の高値更新や200日移動平均線乗せは自然の成り行きであり、これから押しがあっても200日移動平均線の75.20円前後に留まるなら、「押し目待ちの押し目なし」のリスクが大きいだろう。ロングスタンスを維持したい。