イギリス、韓国、香港、イタリア、或る意味でアメリカ、そしてそれ以外にも様々な国で、政治が混乱しています。かつての常識では考えられないようなことが起きています。それは突出した行動を取る政治家個人によって起きている場合もありますが、そうでないケースもあります。端的に、唖然とすることが増えました。何故でしょう?

先進国の政治は、制度疲労が来ているのでしょう。選挙制度や大統領制・議院内閣制などの統治制度、どちらもが、現代の環境や要請に応えていないのでしょう。然しながらそれを変えるためには立法が必要で、立法府は時代からずれた選挙制度によって選ばれた人によって構成され、時代からずれた統治機構の中で運営されるので、なんとも変わりようがないのでしょう。これは、本当に由々しき問題です。

問題のある制度が変えられない中でどうなるか?それは、或る意味当然ですが、先進国の中で、政治や統治機構の重要性がどんどん低くなって来ているのでしょう。現代史の中で、今ほど政治家に対する敬意が低い時代はないでしょう。一方で先進国は人口減少・人手不足に困っている。やはり政府をとにかく小さくして、人材を民間、生産セクターに環流する以外に、やることはない気がするのですが、どうでしょうか?

さて、週末が来ます。明日土曜日は、札幌で全国投資セミナーです。皆さま、良い週末をお迎え下さい。