アナリスト夜話の記事一覧

チーフ・アナリスト大槻奈那が、金融市場でのさまざまな出来事を独自目線で発信します。

月1回月曜日に更新
アナリスト夜話
第30回 北朝鮮の軍事技術力のレベルとその狙い
この週末、9月9日の北朝鮮建国記念日は結局何事もなく通過し、世界中が胸をなでおろしたことでしょう。それにしても、北朝鮮の軍事技術というのはどの程度なのでしょうか。現在、核兵器の保有を...
第29回 "投資女子"活躍社会へ
今週から9月、新学期です。社会人の方々も、なんとなく夏のゆるい時期から、新たな気持ちで臨む人々も多いのではないでしょうか。夏休み中に、小学生、高校生、若手女性社会人などさまざまな層...
第28回 CoCo債価格急落は「炭鉱のカナリア」?
先週、銀行債に突然異変が起こりました。年初来、銀行債の価格は財務の改善で、ほぼ一貫して上昇し続けてきました。ところが、先週後半から、世界の銀行の債券価格が下落(取引利回りは上昇)し...
第27回 超伝導リニアとハイパーループ
週末に、初めて超伝導リニア新幹線に試乗しました。リニア新幹線とは超伝導と磁気の技術を使った高速鉄道で、10年後に品川―名古屋間が開業します。ゴム車輪で走り始めた後、磁気の力で車体を地...
第26回 近づく医療の「惑星直列」
最近、睡眠不足が体や仕事に悪影響を与えるという「睡眠負債」が気になっています。そこでこの週末、都内にある「スリープ・クリニック」に行ってみました。眠気を誘発するホルモン等の分泌を検...
第25回 タカタの民事再生法と適正な情報開示のあり方
今朝の報道によれば、エアバックのタカタが民事再生法を今日にも申請する見通しとのことです。事実なら、負債総額は1兆円超と製造業として過去最大で、上場企業の倒産も第一中央汽船以来約20ヶ...
第24回 銀行預金1000兆円突破。問われる企業の投資姿勢
昨日6/11、弊社では投資セミナーを横浜で開催させていただきました。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。ご参加の方々が熱心に聞いてくださる姿や、いただいたご質問ににじ...
第23回 NISA失効の危機?改めて考えるマイナンバー制
先週の日経新聞に、相次いでNISA(少額投資非課税制度)の"失効リスク"についての記事が掲載されました。来年1月以降のNISA口座継続には、17年9月末までにマイナンバーの届け出がなされないと失...
第22回 サイバー攻撃と金融機関のシステム言語問題
この週末はランサムウェアを使い150カ国を襲った「世界同時サイバー攻撃」が世界を震撼させました。被害は、英国の病院や事業法人など20万件に上るとのこと。改めて、世界がITシステムで動いて...
第21回 北朝鮮への金融的"兵糧攻め"の行方
4月の各種式典を経て、北朝鮮の動きが一層活発化しています。これを受け、今週末に実施された日経新聞とテレビ東京のアンケートでは、北朝鮮に対して「経済制裁を強化すべき」との回答が51%に...
第20回 米国消費拡大を阻む「パラサイト・シングル」現象
先週末、イースター休暇にもかかわらず、北朝鮮関連のニュースで、市場関係者は落ち着かない週末を過ごしたことでしょう。こうした外交面での緊迫感に比較的左右されにくいのが、国内の個人消費...
第19回 英国とEUの間に横たわる「海」と「言語の壁」
3月29日、イギリスがEUからの離脱を通告しました。EU発足以来、初めての離脱通告です。次のイベントは、あと1か月余で結果が出るフランスの大統領選挙。EU離脱を公約に掲げるルペン氏勝利への懸...
第18回 米国の資産価値は行き過ぎなのか?
本日、「東洋経済オンライン」で、住宅ローンのブームについて書かせていただきました(住宅ローンの借り手も条件も限界にきている)。金利引き下げに加え、住宅ローンを借りるとポイントがたま...
第17回 お客様感謝デーと最適な資産配分
2月25日土曜日、弊社では東京ドームシティで年に一度の「お客様感謝デー」を開催させていただきました。2,000人前後の方々にお越しいただき、別途オンラインでも多数の方々にご視聴いただき、心...
第16回 日米対話と"不気味の谷"リスク
週末の安倍首相とトランプ米大統領の会談は友好的に終了しました。話された詳細な内容は不明ですが、少なくとも今回の2日間という滞在期間は、会って二回目の外国人同士にしては異例の長さと言...
第15回 立春後の相場を「強気」に変える?脳内物質
2月4日は立春。今年はトランプ米新大統領の連日連夜の活動で、市場の"アノマリー"など気にしている場合ではないかもしれませんが、いわゆる"節分天井"のタイミングです。しかし、海外、特に欧州...
第14回 波乱含みの2017年の不動産市場
1/14土曜日の日経新聞朝刊に、不動産大手3社は2016年4~12月期に過去最高益計上との観測記事が掲載されました。マイナス金利による不動産市場の活況が主因です。しかし、最近、日本のみならず、...
第13回 金融と投資の"ケンミンShow"
今月初旬、行動経済学会の年次大会が開催されました。今回興味深かったのは、金融広報中央委員会による、金融知識と投資動向に関する調査発表でした。これは、今年の2~3月、全国25,000人もの個...
第12回 欧米不動産市場のユーフォリア
少し前から気になっている米国の不動産指標に「フリップ率(flippingrate)」というものがあります。米国では、中古住宅販売件数が9年半ぶりの上昇率となるなど盛り上がっていますが、一部で更に...
第11回 「トランプ・ザ・ゲーム」の次の一手
先週来、株式以外に価格が急騰しているものがあります。1989年に発売された「トランプ・ザ・ゲーム」というボードゲームです。現在、元値の数倍で取引されているようです。ゲームのルールはシン...