今期の上場企業の企業業績は中間決算時点に比べ増益率こそ縮小するものの、先月中旬一巡した第3四半期決算時点でも小幅な増益が見込まれており、前期に続いて過去最高益を更新する見込みとなっています。しかし、こうした環境下でも減益が予想される銘柄も少なからずみられますが、なかには好転の兆しがこの第3四半期決算でみられるものも一部あります。
そこで今回は通期が減益予想で、第1四半期(4-6月期)、第2四半期(7-9月期)と減益だったにも関わらず、第3四半期(10-12月期)に増益に転じた銘柄を東証1部上場企業のなかからピックアップしてみました。そのなかでもデリカフーズ(3392)、フジ・メディア・ホールディングス(4676)、丸一鋼管(5463)、トーヨーカネツ(6369)ではこの第3四半期決算で通期予想を上方修正しています。