ニューヨークで、チップをなくすレストランが出てくるとのこと。ニューヨークでは、タクシー乗るにもチップを払います。最近ではタクシーはクレジットカードで払うのが主流になりましたが、その専用カード端末に、最初からチップを追加する機能が付いていて、パーセンテージのみを三択から選べる仕組みになっている徹底ぶりですが、このチップ全体がなくなるという動きではなく、レストランに限って、チップをもらうポジションの人とそうでない人の給与格差が労働意欲管理に問題を持っているので、直していこうという動きがあるのだそうです。
ふーん。それならチップは店にひとつのポットに入れてみんなで分けるとか、そもそも期待チップ分を調整した給与体系にすればいいと思うのですが、そんな簡単なことでもないのでしょう。そもそもこのチップ、私は嫌いではありません。サービスの質によってちゃんとチップの額を変える行為は、人との距離や関係をどう築いていくか(というと大袈裟ですが)という観点からも、アメリカにはあった方がいい気もします。ヨーロッパもチップをなくしましたが、本当にあれで良かったのでしょうか?
そもそもアメリカは世界最大の不思議国で、メートル法も使わず、マイルはあるわ、オンスもあるわ、いわば未だにローカル尺貫法を使っている、その意味では前近代的な国です。然しながらその国から世界で最も多くのイノベーションが生まれてくる。非合理的な不便さが、逆に様々なイノベーションの苗床になっているのではないかとさえ思えてしまうほどです。なんでも合理化すればいいというものではないと思うのです。ま、どうなることやら。行方を見守りたいと思います。
さて、今私は四日市に向かっています。生まれて初めて行きます。明日、当地で、全国投資セミナーがあるからです。四日市の皆さま、お会いできることを楽しみにしております。どんな所なのだろう?今晩は探索しまーす!