選挙、ぶれましたねぇ。違和感はありませんが。前回選挙時同様、方向は予想しやすいのですが、そのマグニチュードは分かりにくい、それが日本の選挙、或いは日本の世論形成の特徴でしょうか。それは昔からの我が国の性質なのか、或いは変化に対する欲求がそうさせているのか、或いは政治に対する無関心や諦めから若干「やけっぱち」的な投票行動が起きてこうなるのか、不明です。
今朝の新聞で、私も親しくお付き合いさせて頂いている某社社長・Sさんが、「未来は、後ずさりしながら進む。日本の将来に対し、深い洞察と知性に裏付けられた政治を望みたい。」との意のコメントを寄せていました。Nさんは「単なる数合わせではなく、政策本意での政界再編を期待したい」とのコメントで、どちらも昨日の投票締め切り直後の寄稿とのことですから、選挙結果が出てくる前に結果は見切っていたようです。パウル君じゃなくても分かりますね。
しかしこれらのコメント、政治に本当に「期待」し「望み」を持っているのでしょうか、それとも諦めから来る達観でしょうか。お二人のコメントは深い。そして正しい。しかしあまりにも完成されていて、生臭さがないようにも思えます。今の我が国にはもっと欲とか荒削りな未熟さが必要になってきていると、私は感じています。