日銀総裁はどうなるでしょうか?ガソリン税はどうなるでしょうか?
これは今更私が云うことでもありませんが、今の国会のやりとりは、本当に辟易とすると云うか、嫌になってしまいます。民主主義とは、多数決で全てを決められるという考え方ではないと思います。
最終的な多数決によって決議を担保しつつも、お互いによく話し合い、他方の意見に耳を傾けるところに大切な意味があると思います。
しかしそれが行われているようには見えません。多様性の受容は、現代社会・民主主義社会にとって大切な概念です。異論や違う意見は、尊重されねばなりません。しかしそれは、違う意見は気に入らない、自分の意見だけを通したい、と云う流れになると、これも履き違いもいいところで、それは単なる我が儘、ハタ迷惑です。このような行動は、社会の至るところで起きる可能性がありますが、それが起きると周りの気分を害し、モラルを下げ、効率も下げます。百害あって一利なしです。ですからそのような行動は起こさないように、家庭で、学校で、職場で、或いは友達の間で、叱ったり、諭したりして、教育する訳です。或いはお手本を見せて、自然と気が付くようにすることもあります。
しかし今の国会と来たら、全く以てその正反対です。国権の最高機関たる国会が、我が儘でハタ迷惑な悪いお手本を見せています。民主主義の本丸、話し合い・議論の中枢であるべき国会が、話し合いを放棄しています。これらは教育上も甚だよろしくないと思います。「云いたいことを云って、折り合いを付けることを拒否すればいいんだ」、「数さえ取れば力を持てるんだ」、そんな風に子供達は考えないでしょうか。これはどちらかの党のことを云っているのではありません。コミュニケーションは常に相互のものです。双方に問題と責任があるでしょう。まぁ、反面教師と云う言葉もありますから、これはこれでいいのかも知れませんが。しかし、いい加減にして欲しいですね。