【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,363.88  ▼322.24 (5/19)
NASDAQ: 25,870.71  ▼220.02 (5/19)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って下落しました。再び金利が上昇する展開となり、10年債利回りが上昇したほか、30年債利回りは5.19%まで上昇し、2007年以来の水準となりました。

ダウ平均は10ドル高の49,696ドルで取引を開始しました。寄付きでこの日の高値をつけた後に下落に転じ、日本時間22時32分に441ドル安の49,245ドルでこの日の安値をつけました。その後戻りは限定され、322ドル安の49,363ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は220ポイント安の25,870ポイント、S&P500株価指数は49ポイント安の7,353ポイントで揃って3日続落となりました。小型株で構成されるラッセル2000は28ポイント安の2,747ポイントで同じく3日続落となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇しました。ヘルスケアが1.1%高となりました。エネルギー、公益事業が1.0%高で続きました。一方で、素材が2.3%安、コミュニケーション・サービスが1.6%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中9銘柄が上昇しました。ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が2.1%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アムジェン[AMGN]が2.0%高で続き、シェブロン[CVX]、メルク[MRK]が1.5%高となりました。また、2026年2-4月の決算を発表したホームデポ[HD]は1株当たりの利益が3.43ドルとなり市場予想を上回ったことから0.9%高となりました。一方で、シスコシステムズ[CSCO]が2.9%安、ボーイング[BA]が2.5%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、レストラン食品配達サービスのドアダッシュ[DASH]はディスカウント大手のウォルマート[WMT]が同事業への参入を検討しているとの報道で競争激化懸念から4.9%安となりました。ウォルマート[WMT]は0.6%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.08%高い4.66%となりました。20日朝のドル円は159円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って下落しました。インフレ懸念から米国の10年債利回りや30年債利回りが上昇し、ドル円は再び159円台まで円安が進行しています。また、中東情勢をめぐっては、19日に予定されていたイラン攻撃の中止を発表したトランプ大統領でしたが、攻撃の再開を示唆したことで再び不安定化することが懸念されています。夜間の日経平均先物は310円安の60,570円で取引を終えており、米国株も下落傾向だったことからその流れを引き継ぎ、本日の日本市場は売り優勢でのスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)