【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 49,499.20 △17.05 (2/26)
NASDAQ: 22,878.38 ▼273.69 (2/26)
1.概況
米国市場は高安まちまちとなりました。セールスフォース[CRM]などソフトウェア株が買われた一方で、前日に決算を発表したエヌビディア[NVDA]が軟調な推移となったことが、全体の重荷となりました。また、週間の米新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことが、労働市場の懸念を緩和させました。
ダウ平均は小幅高で取引を開始しました。寄付き後早々に、333ドル高の49,815ドルをつけ、この日の高値を更新しました。その後は一転して伸び悩みました。25日の終値である49,482ドルを境に一進一退で推移し、方向感に欠ける展開となったダウ平均は最終的に17ドル高の49,499ドルで3日続伸となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は273ポイント安の22,878ポイント、S&P500株価指数は37ポイント安の6,908ポイントで2指数は揃って、3営業日ぶりに反落しました。
2.経済指標等
新規失業保険申請件数は212千件と市場予想(216千件)を下回りました。前の週は208千件に改定され、小幅に増加しました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち4業種が上昇しました。金融が1.3%高でセクターの上昇率トップとなりました。資本財・サービスが0.6%高、不動産が0.5%高、エネルギーが0.3%高となりました。一方で情報技術が1.8%安と下落が目立ちました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中16銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が4.0%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アメリカン・エキスプレス[AXP]が2.5%高で続き、アイビーエム[IBM]が1.9%高となりました。一方でエヌビディア[NVDA]が冴えず、5.5%安で反落となりました。決算前に買われていた反動で、「短期的な利益確定の売りや月末を控えた持ち高調整の動きが重荷となった」との指摘があります。そのほかにはメルク[MRK]が2.6%安、キャタピラー[CAT]が1.8%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、パラマウント・スカイダンス[PSKY]が10.0%高となりました。第4四半期の売上高及び利益が市場予想を上回ったことが買い材料となりました。サンディスク[SNDK]はメモリの価格高騰が収益性に影響しないとの見解を示したことで、3.1%高となりました。AIソフトウェア企業であるシースリー・エーアイ[AI]は第3四半期決算にて、減収と市場予想を超える損失であったことが売り材料視され18.6%安となりました。また、エナジードリンクのセルシウス・ホールディングス[CELH]は第4四半期の売上高が市場予想を上回り、6.9%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.04%低い4.01%となりました。27日朝のドル円は156円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
月末とあって、持ち高調整の動きなどが指数の重荷となり、米国市場はまちまちの展開となりました。主要な半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も3.2%安となり、これらを受けて本日の日本市場も軟調な展開が予想されます。日中の材料には、2月分の東京都区部消費者物価指数(CPI)や1月分の鉱工業生産指数の発表、また東証スタンダード市場にギークリー(505A)が新規上場する予定です。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
