【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 50,135.87  △20.20 (2/9)
NASDAQ: 23,238.67  △207.46 (2/9)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って続伸となりました。半導体関連銘柄や、直近で売りが優勢であったソフトウェア銘柄に買いが入ったことが株式市場全体を支えました。

ダウ平均は反落して取引を開始しました。前日に大きく上げた反動から、序盤は利益確定の売りが優勢となり、下げ幅を拡大する展開となりました。一時は節目の5万ドルを割り込み、49,837ドルでこの日の安値をつけました。その後は持ち直し、前日終値である50,115ドル付近で一進一退に推移しました。高値圏とあり、上値は重い中でしたが底堅い値動きとなったダウ平均は最終的に20ドル高の50,135ドルで続伸、連日で最高値を更新しました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は207ポイント高の23,238ポイント、S&P500株価指数は32ポイント高の6,964ポイントでともに続伸となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇しました。情報技術が1.6%高でセクターの上昇率トップとなりました。素材が1.4%高で続き、エネルギーとコミュニケーション・サービスが0.8%高となりました。一方でヘルスケアと生活必需品が0.9%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中11銘柄が上昇しました。マイクロソフト[MSFT]が3.1%高となり、構成銘柄中の上昇率トップとなりました。エヌビディア[NVDA]が2.5%高で続き、シスコシステムズ[CSCO]が2.3%高、キャタピラー[CAT]が2.2%高となりました。一方で19銘柄が下落となり、メルク[MRK]が3.5%安、トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が2.9%安、ナイキ[NKE]が2.4%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、広告最適化ツールを提供するアップラビン[APP]が13.2%高となったほか、アナリストが同社の投資判断を「買い」と評価したオラクル[ORCL]が9.6%高とハイテク株が堅調となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比で横ばいの4.20%となりました。10日朝のドル円は155円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場はここまで売り基調であったソフトウェア銘柄が連日で買い戻されたことで、底堅い値動きとなりました。本日の日本市場は米国株高や、足元の日経平均先物が57,000円を超えて推移していることなどから続伸してのスタートが見込まれます。もっとも、高値では利益確定の売りが出る可能性もあるでしょう。日中は国内企業の決算発表が注目材料となる見込みで、クラレ(3405)、東レ(3402)、IHI(7013)、マツダ(7261)などの決算発表が予定されています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)