窓をあけて上昇し、トレンドラインを上回る
3連休入りとなる1月9日の夜、一部報道で高市総理が衆議院の解散を検討していると伝わり、安定政権の実現や積極財政による景気の底上げ期待などで一気に買いが入りました。1月13日の日経平均株価は大きな窓をあけて1,600円高となり過去最高値を更新。史上初となる53,000円台に乗せて終えるという状況になっています。
さらにこの上昇で、2025年5月13日につけた終値と2025年8月18日につけた終値を結んだトレンドラインの延長線上を回復しており、高市トレードが復活したと考えられます(図表)。
そのためテクニカル分析では、トレンドライン上を維持できるかが上昇トレンドと高値更新を継続するためのカギになると言えます。仮にトレンドライン上を維持するようであれば、54,000円を上回って55,000円に接近したり、上回ったりすることが視野に入ります。その反面、トレンドライン上を維持できずに下回って戻せなくなるようなら、上値が重たくなって調整局面入りすることが考えられ、高値掴みや売りそびれに注意する必要がありそうです。
モメンタムのピークアウトに要注意
そうしたなか、上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、直近では上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる0ラインに接近する場面がありましたが、1月13日に切り返して急上昇しています。ただ、モメンタムは急上昇しているものの、モメンタムの移動平均線であるシグナルは、ようやく緩やかな上向きに変化してきているところです。
こうした状況から、上昇の勢いが強まりつつあるなか、株価が高値を更新しているにもかかわらずモメンタムがピークアウトするようであれば、直近の高い水準に届かず右肩下がりになる「逆行現象」が発生することになり、株価もピークアウトすることが考えられ、注意が必要です。
特に警戒が必要なのが、ピークアウトして上向きの5日移動平均線を下回って戻せなくなった場合で、1月9日と1月13日にあけた窓や大発会にあけた窓を埋めることが視野に入ります。「逆行現象の発生」とその後の値動きに注意し、売買判断に役立てたいところです。
