東京市場まとめ
1.概況
日経平均は250円高の51,367円をつけ反発して寄付きました。前日に今期の業績見通しを上方修正したファーストリテイリング(9983)が大きく買われ、指数も強含んでのスタートとなりました。序盤から堅調に推移し、前引けは575円高の51,692円となりました。
後場も一貫して強く、上げ幅を拡大しての推移となりました。14時58分には869円高の51,986円をつけ、本日の高値を更新しました。節目の52,000円には届かなかったものの、高値圏で底堅く推移した日経平均は最終的に822円高の51,939円で3営業日ぶりに反発となりました。
TOPIXも29ポイント高の3,514ポイントで3営業日ぶりに反発、新興市場では東証グロース250指数が5ポイント高の707ポイントで5日続伸となりました。
2.個別銘柄等
ファーストリテイリング(9983)は10.7%高の62,750円をつけ株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。8日、2026年8月期の当期純利益が前期比4%増の4500億円を見込むと発表しました。主力のユニクロが好調で期初計画から150億円上方修正を見込み、これを好感する買いが入りました。
イオン(8267)は7.7%安の2,182円をつけ3日続落となりました。8日2026年2月期の第3四半期決算を発表し、営業利益が前年同期比23%増の1447億円と、第3四半期としては過去最高であったものの市場予想を下回ったことが嫌気され売りが出ました。
ヤマトホールディングス(9064)は5.3%安の2,109円をつけ続落となりました。8日、外資系証券が同社の目標株価を従来の2,300円から2,000円に引き下げ、これを嫌気する売りが出ました。投資判断は3段階で真ん中の「中立」とされています。
切削器具大手のオーエスジー(6136)は一時6.6%高の2,528円をつけ昨年来高値を更新しました。8日、2026年11月期(今期)の当期純利益が半導体分野向けの工具などの需要が拡大する見込みであることから、前期比7%増の154億円になりそうだとし、また配当性向目標の引き上げも発表したことで、これらを好感する買いが集まりました。
ワークマン(7564)は7.4%高の6,650円をつけ反発となりました。8日、国内証券が同社の投資判断を3段階で真ん中の「ニュートラル(中立)」から最上位の「バイ(買い)」に、目標株価は従来の6,400円から7,600円にそれぞれ引き上げ、これを材料視した買いが入りました。
VIEW POINT: 明日への視点
2026年の最初の1週間となった今週は、日経平均が週間3.2%高、TOPIXが3.1%高となりました。荒い値動きとなるも、好スタートを切ったと言えるでしょう。来週に向けて、まずは本日夜間に発表される12月の米雇用統計に注目が集まります。
もっとも、今週既に発表されている米国の雇用関連統計からは、労働市場の底堅さがうかがえ、同指標も失業率が前月から0.1%低下する4.5%予想と堅調な内容となる見込みです。また、国内では大引け後に安川電機(6506)の決算発表が予定されています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
