【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,266.11  △270.03 (1/8)
NASDAQ: 23,480.02  ▼104.26 (1/8)

1.概況

米国市場は高安まちまちとなりました。堅調な経済指標を受けて、景気敏感株に買いが入った一方で、ハイテク株の一部には売りが出ました。

ダウ平均は小幅安で取引を開始しました。しかし、早々に上昇に転じるとその後は底堅く推移し、中ごろには49,357ドルまで上昇し本日の高値を更新しました。その後は、上値は重いものの高値圏で推移したダウ平均は最終的に270ドル高の49,266ドルで反発となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は104ポイント安の23,480ポイントで4営業日ぶりに反落、S&P500株価指数は1ポイント未満の小幅高となる6,921ポイントで取引を終えました。

2.経済指標等

米新規失業保険申請件数は208千件と、小幅ながら市場予想(211千件)を下回りました。また12月のチャレンジャー人員削減数は前年同月比8.3%減となりました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇しました。中でもエネルギーが3.2%高と大幅高となったほか、生活必需品が2.3%高となりました。一方で情報技術が1.5%安となり、ヘルスケアも0.9%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中20銘柄が上昇しました。前日に大きく下げたナイキ[NKE]が3.2%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。またホームデポ[HD]も3.0%高となり、シャーウィンウィリアムズ[SHW]、ハネウェル・インターナショナル[HON]が揃って2.9%高となりました。一方でアムジェン[AMGN]が3.4%安、エヌビディア[NVDA]が2.2%安、セールスフォース[CRM]が2.1%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、軍需関連のロッキード・マーチン[LMT]が4.3%高となりました。7日、トランプ米大統領は2027年会計年度の国防予算を1.5兆ドルに増やすよう議会に要求したことで、実現すれば軍需産業の収益拡大につながるとの思惑から買いが入りました。一方、ハードディスクドライブを提供するシーゲイト・テクノロジー・ホールディングス[STX]は7.7%安と連日で大きく下げました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.01%高い4.16%となりました。9日朝のドル円は156円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場は高安まちまちとなりました。労働指標の底堅さが評価された一方で、一部のハイテク株には割高さが意識されました。昨日の日経平均は1.6%安と大きく下げた反動もあって、寄付きは反発してスタートとなる可能性が高いでしょう。日中は8日に決算を発表したファーストリテイリング(9983)やイオン(8267)、セブン&アイ・ホールディングス(3382)などの動向に注目です。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)