【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 48,458.05  ▼245.96 (12/12)
NASDAQ: 23,195.17  ▼398.69 (12/12)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って下落となりました。AI投資を巡る不透明感が投資家心理の重荷となり、ハイテク株を中心に売りが出ました。

ダウ平均は10ドル高の48,714ドルと小幅高で取引を開始しました。序盤は小幅高のまま推移するも、ハイテク関連の銘柄が下落したことでダウ平均も下げに転じ、中ごろ以降は48,334ドルから48,609ドルのレンジで推移し、最終的には245ドル安の48,458ドルで反落し取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は398ポイント安の23,195ポイントで続落、S&P500株価指数は73ポイント安の6,827ポイントで反落となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇しました。生活必需品やヘルスケアなどディフェンシブセクターが買われた一方で、6業種が下落となりました。情報技術が2.9%安と大きく下げたほか、エネルギーやコミュニケーション・サービスなど4業種が1%未満の下落となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。マクドナルド[MCD]が2.3%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。コカ・コーラ[KO]も2%台の上昇となりました。一方で13銘柄が下落し、キャタピラー[CAT]が4.4%安となったほか、エヌビディア[NVDA]が3.3%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、前日に決算発表をしたブロードコム[AVGO]が売上・調整後の1株利益は市場予想を上回ったものの、粗利益率が悪化する見通しが嫌気され11.4%安となりました。また、ハイパースケーラーのオラクル[ORCL]は一部のデータセンターの完成が2027年から2028年にずれ込むとの報道から、データセンターの稼働ないしは収益の遅延が懸念され4.5%安となりました。アパレルのルルレモン・アスレティカ[LULU]は第3四半期の売上と利益が市場予想を上回ったことで、9.6%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.03%高い4.18%となりました。15日朝のドル円は155円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

ハイテク株を中心とした米国株安の流れを引き継ぎ、週明けの日本市場は売りが優勢でのスタートが見込まれます。12日終値ベースの日経平均、25日移動平均線は50,088円ですが、値がさの半導体関連銘柄に売りが出た際にはこの水準を割り込む可能性が高いでしょう。今日の材料には寄付き前に日銀短観の発表が予定されています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)