プロクター・アンド・ギャンブル[PG]決算:1株利益は1.99ドルで市場予想を上回る

プロクター・アンド・ギャンブルは、1837年の創業以来、世界最大級の消費財メーカーへと成長し、年間売上高は850億ドルに迫っている。Tide(洗濯洗剤)、Charmin(トイレットペーパー)、Pantene(シャンプー)、Pampers(紙おむつ)など、年間売上高が10億ドルを超えるブランドを20以上展開している。売上高の半分強は米国外で得ている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(7-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比3%増の223.86億ドル(市場予想は221.88億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.99ドル(市場予想は1.88ドル)

決算総括

7-9月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

ゼネラル・ダイナミックス[GD]決算:1株利益は3.88ドルで市場予想を上回る

ゼネラル・ダイナミックスは、防衛請負会社であり、ビジネスジェットの製造も手掛ける。事業は、航空、海洋、戦闘システム、テクノロジーの各部門で運営されている。

航空部門では、ガルフストリーム製ビジネスジェットを製造し、世界規模で航空機整備事業を展開している。戦闘システム部門では、M1エイブラムス戦車やストライカー装甲兵員輸送車などの地上戦闘車両や弾薬を製造している。海洋部門では、原子力潜水艦、駆逐艦、海軍支援艦を建造・整備している。テクノロジー部門には、政府向けITサービスを提供する事業と、軍向けに指揮・統制・コンピューティング・情報・監視・偵察機能を提供するミッションシステム事業の2つの主要ユニットがある。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(7-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比10.6%増の129.07億ドル(市場予想は125.20億ドル)

★1株当たり利益(継続事業ベース)・・・3.88ドル(市場予想は3.71ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

短期的に、株価は385ドルを目指す展開が予想される。

テスラ[TSLA]決算:1株利益は0.50ドルで市場予想を下回る

テスラは、垂直統合型のバッテリー式電気自動車メーカーであり、自動運転のためのソフトウェアの開発会社である。高級セダン、中型セダン、クロスオーバー・スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)、小型トラック、セミトラックなど複数の車種を手掛ける。また、より手頃な価格の車両やスポーツカーの販売、およびロボタクシーサービスの提供を開始する計画である。

2024年の世界販売台数は180万台強。さらに、公共施設を含む住宅や商業施設向けの定置用バッテリーや、太陽光発電パネル、ソーラールーフなどの発電設備向けバッテリーも販売している。また、急速充電ネットワークも保有している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(7-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比の12%増の281億ドル(市場予想は263.6億ドル)

★1株当たり利益(調整後)・・・0.50ドル(市場予想は0.54ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高は予想を上回り、調整済みEPSは予想を下回った。

今後の株価見通し

横ばいを想定。

フォード・モーター[F]決算:1株利益は45セントで市場予想を上回る

フォード・モーターは、フォードブランドおよびリンカーンブランドの自動車を製造する。2022年3月、内燃エンジン事業であるFord Blueとバッテリー式電気自動車(BEV)事業であるFord Modeleを別々の部門とすると発表したが、どちらもフォード・モーターの下で運営される。

市場シェアは米国で約13%、英国で約10%、中国では非連結子会社を含めて2%以下となっている。米国の売上高が2024年の全社収益の約68%を占めている。従業員数は171,000人で、そのうち全米自動車労働組合員は56,600人、ミシガン州ディアボーンに本拠を構える。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(7-9月期)実績

★総収入・・・前年同期比9.3%増の505億ドル(市場予想は470.50億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・45セント(市場予想は36セント)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

ラム・リサーチ[LRCX]決算:1株利益は1.26ドルで市場予想を上回る

ラム・リサーチは、世界最大級の半導体製造装置メーカーである。半導体上に層を形成し、その後に各層からパターンを選択的に除去する蒸着とエッチングの市場セグメントに特化している。エッチングで市場シェアトップ、蒸着で第2位の市場シェアを持つ。DRAMやNANDチップのメモリーチップメーカーとの取引が多い。台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)[TSM]、サムスン電子、インテル[INTC]、マイクロン・テクノロジー[MU]など世界最大級のチップメーカーを主要顧客としている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

主要項目、第1四半期(7-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比28%増の53.20億ドル(市場予想は52.30億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.26ドル(市場予想は1.22ドル)

決算総括

7-9月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

当面165ドルを目指す展開が予想される。