アイビーエム[IBM]決算:1株利益は1.60ドルで市場予想を上回る

アイビーエムは、企業の情報技術(IT)において必要なあらゆる側面に関与しているような企業である。主に、ソフトウェア、ITサービス、コンサルティング、ハードウェアを販売している。175ヶ国で事業を運営し、約35万人を雇用している。8万のビジネスパートナーを有し、5,200の顧客(フォーチュン500企業全体の95%を占める)にサービスを提供している。B2B企業であるが、対外的影響はかなり大きく、例えば、全クレジットカード取引の90%をグローバルに管理し、世界の全無線接続の50%を担当している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比0.5%増の145.40億ドル(市場予想は144億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.60ドル(市場予想は1.42ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

スナップ[SNAP]決算:1株損失は8セントで市場予想を上回る

スナップは、最も人気の高いソーシャル・ネットワーキング・アプリのひとつであるSnapchatを開発、運営している。2023年末の時点で1日あたりのアクティブユーザー数は4億人を超え、収益の大半は広告収入である。北米のユーザー数は全体の4分の1に過ぎないが、売上高の約65%を占めている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比14%増の13.60億ドル(市場予想は13.50億ドル)

★1株当たり利益・・・8セントの赤字(市場予想は13セントの赤字)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

ケイデンス・デザイン・システムズ[CDNS]決算:1株利益は1.57ドルで市場予想を上回る

ケイデンス・デザイン・システムズは、電子設計自動化ソフトウェア、知的財産、およびシステム設計や分析製品の提供者である。EDAソフトウェアは、フルフローエンドツーエンドソリューションにおいて、チップ設計プロセスを自動化し、設計精度、生産性、および複雑性を向上させる。システムレベルの分析および検証ソリューションを可能にする、設計IP、システム設計や分析製品のポートフォリオを提供する。包括的なポートフォリオは、半導体企業がシステムのような企業へとアップスタックを移行させ、システム企業が自社の半導体設計へとダウンスタックを移行させるという相互融合の恩恵を受けている。結果的に生じるEDA顧客の拡大は、さまざまな最終市場の長期的なデジタル化とともに、ケイデンスのようなEDAベンダーに利益をもたらす。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(1-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比23%増の12.40億ドル(市場予想は12.40億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.57ドル(市場予想は1.50ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高は予想と一致し、調整済みEPSは予想を上回った。

ビザ[V]決算:1株利益は2.76ドルで市場予想を上回る

ビザは、世界最大級の電子決済処理ネットワーク運営会社である。2022年度の総取扱額は14兆ドルを上回り、世界200ヶ国で事業を運営し、160種類の通貨の取引を決済する。同社の決済システムは、毎秒65,000件を超える取引を処理することが可能である。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第2四半期(1-3月期)実績

★純収入・・・前年同期比9.3%増の95.90億ドル(市場予想は95.50億ドル)

★1株当たり利益(調整後)・・・2.76ドル(市場予想は2.68ドル)

決算総括

1-3月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

380ドルを目指す展開が予想される。

ブッキング・ホールディングス[BKNG]決算:1株利益は24.81ドルで市場予想を上回る

ブッキング・ホールディングスは、売上高で世界最大規模のオンライン旅行会社である。ホテル、代替宿泊施設、航空チケット、レンタカー、レストラン、クルーズ、体験やその他休暇用パッケージ旅行などの予約および支払いサービスをオンライン上で提供する。運営する予約サイトには、ブッキング・ドットコム、アゴダ、オープンテーブル、Rentalcars.comがある。オンライン価格比較(メタサーチ)サービスを提供するカヤックやモモンドの買収によって旅行メディアへとサービスを拡大した。売上高の大半は予約取扱手数料が占めている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(1-3月期)実績

★収入・・・前年同期比7.9%増の47.60億ドル(市場予想は45.90億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・24.81ドル(市場予想は17.45ドル)

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。