ハリバートン[HAL]決算:1株利益は0.60ドルで市場予想と一致
ハリバートンは、世界3大の油田サービス会社のうちの1社である。仕上げ流体、ワイヤーラインサービス、セメンチングなど、数多くの事業分野で優れたノウハウを提供している。北米における圧力ポンプ事業者では最大級で、過去20年間にわたって水圧破砕分野のイノベーターとして業界をリードしてきた。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比6.7%減の54.17億ドル(市場予想は52.58億ドル)
★ 1株当たり利益(調整後)・・・0.60ドル(市場予想は0.60ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高は予想を上回ったが、調整済みEPSは予想と一致した。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きとなろう。
スリーエム[MMM]決算:1株利益は1.88ドルで市場予想を上回る
スリーエム(3M)は、1902年創業の多国籍企業で、創業当時はミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニーとして知られていた。高い研究開発力を有すると広く認められ、様々な製品カテゴリでその科学技術を活用している。2020年時点、事業は安全・産業、輸送・エレクトロニクス、ヘルスケア、およびコンシューマーの4部門で構成されている。売上高の約50%を米州外の市場が占めている。部門別では、安全・産業部門が正味売上高の大半を占めている。6万種類を超える製品の大部分が、多くの消費者や最終市場にとって欠かすことのできないものとなっている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比28%減の57.80億ドル(市場予想は57.59億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.88ドル(市場予想は1.77ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
139ドル超えから、155ドルを目指す展開が予想される。
RTX[RTX]決算:1株利益は1.47ドルで市場予想を上回る
RTXは、ユナイテッド・テクノロジーとレイセオンの合併により誕生した航空宇宙・防衛産業界で多角的に事業を展開する企業である。商用航空宇宙メーカーと防衛市場へのサプライヤとして、双方へのエクスポージャーがほぼ拮抗している。多角的航空宇宙製品・サービスのサプライヤであるコリンズ・エアロスペース部門、航空機エンジンメーカーであるプラット・アンド・ホイットニー部門、ミサイルおよびミサイル防衛システム、センサー、ハードウェア、通信技術を軍に提供する防衛元請会社であるレイセオン部門の3部門を通じて事業を運営している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比5%増の203.06億ドル (市場予想は198.38億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.47ドル(市場予想は1.38ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
ロッキード・マーチン[LMT]決算:1株利益は7.28ドルで市場予想を上回る
ロッキード・マーチンは、世界最大規模の防衛請負企業である。2001年に「最新鋭ステルス戦闘機F-35」プログラムを受注して以来、欧米の高性能戦闘機市場を支配している。同社最大の事業部門は、航空機部門であり収益の3分の2以上をF-35プログラムから得ている。その他の事業部門には、シコルスキー・ヘリコプター事業を展開するロータリー・ミッションシステム部門、ミサイルおよびミサイル防衛システムの製造を行うミサイル・射撃統制部門、衛星の製造を行い、また、合弁会社United Launch Allianceからの持分利益が計上されている宇宙システム部門がある。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比4.5%増の179.63億ドル(市場予想は177.84億ドル)
★1株当たり利益(継続事業ベース)・・・7.28ドル(市場予想は6.31ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
堅調な推移を想定するが政策により振り回される展開を想定。
ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]決算:1株利益は1.19ドルで市場予想を上回る
ベライゾン・コミュニケーションズの無線サービス事業は、サービス収入全体の約70%、営業利益のほぼ全てを生み出す。全国規模のネットワークを有し、ポストペイド契約者数が9,300万人、プリペイド契約者数が2,100万人(Tracfone買収後)の米国最大の無線通信会社である。固定回線通信事業には、住宅および事業者との契約件数がおよそ2,500万件に上る北東部のローカル・ネットワーク事業や全国の企業向けサービス事業が含まれ、約800万人の顧客にブロードバンドサービスを提供している。また、多くの場合、同社のネットワークと他の通信会社のネットワークを併用して全国の企業に通信サービスを提供している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比1.5%増の334.85億ドル(市場予想は332.26億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.19ドル(市場予想は1.15ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
同社は、国内売上比率が高く、関税の影響を受けにくい。その意味で、投資家の押し目買い需要が大きい。