マーケットが弱いです。典型的なリスクオフ相場のように見えます。経済活動は相手が期待した動きをするだろうという信頼の上に構築されているので、信頼感が落ちると経済は停滞します。株価は様々な方法で説明することが可能ですが、そのひとつは利益の何年分かを時価総額として、それを株数で割ったものが株価であるという考え方で、この「何年分か」が即ちPERになります。企業や経済活動に対する信頼が落ちると、何年分の利益を企業の価値とするかという年数が減り、即ちPERが落ちて、株価は下がります。或いは、ここまで書いてきたことに対する連想から、信頼感が下がると株価が下がります。これが即ち、リスクオフ、と呼ばれるものです。

トランプ新政権が次から次に打つ手は、或る意味で合理的な面も多々あるのですが、世界にとっては予測できない面が多く、予見可能性が下がり始めたと感じるのかも知れません。それは即ち信頼の低下を招きます。海外の暗号資産関連で起きた或る事象が、トランプ新政権の順回転にブレーキを掛けるかも知れないという連想が、信頼感を下げているかも知れません。経済やマーケットにとって、「気持ち」はとても大切なのです。

でも暗い気持ちは、長くは続かないことをヒトは知っています。ヒトは明るい気持ちを欲するし、最終的に明るい気持ちになれるように努力を重ねます。落ちた信頼を取り戻すためには、一にも二にも話し合う、即ちコミュニケーションが肝要です。リスクオフが起きた時は、どこかでリスクを取りに行き、信頼感が上がるべくコミュニケーションを取る。それしかないと思うのです。何をすべきかをしっかり考えていきたいと思います。