スカイワークス・ソリューションズ[SWKS]決算:1株利益は1.60ドルで市場予想を上回る

スカイワークス・ソリューションズは、ワイヤレス・ハンドセットや他のデバイスに搭載されるワイヤレス・コネクティビティを可能にする半導体を製造する。主な製品には、電力増幅器、フィルター、スイッチ、およびワイヤレス伝送をサポートする統合フロントエンド・モジュールなどがある。大手スマートフォン・メーカーが主要な顧客であるが、ワイヤレス・ルーター、医療機器、自動車などのハンドセット以外の市場における存在感も高まっている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第1四半期(10-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比11%減の10.70億ドル(市場予想は10.70億ドル)
                                 
★1株当たり利益(特別項目を除く)・・・1.60ドル(市場予想は1.57ドル)

決算総括

10-12月期(第1四半期)売上高は予想と一致、調整済みEPSは予想を上回った。続く第2四半期売上高ガイダンスレンジの中間点は予想を下回ったが、同調整済みEPSガイダンスレンジは予想を上回った。

タペストリー[TPR]決算:1株利益は2.00ドルで市場予想を上回る

タペストリーは、ファッションやアクセサリー・ブランドであるコーチ、ケイト・スペード、スチュアート・ワイツマンを展開している。商品は、約1,400店の直営店、卸売チャネル、eコマースを通じて北米(2023年度売上高の66%を占める)、欧州、アジア(同29%)、その他の地域で販売されている。コーチ(2023年度売上高の75%を占める)は旗艦ブランドであり手の届く高級革製品として知られている。ケイト・スペード(同21%)はカラフルでグラフィックなデザインを特徴とする。女性向けのハンドバックやアクセサリーが2023年度売上高の69%を占めている。スチュアート・ワイツマン(同4%)はタペストリーのブランドの中では最も規模が小さく、売上高のほぼ全てを女性向けフットウエアが占めている。2023年8月、マイケル・コース、ヴェルサーチ、ジミー・チュウの3ブランドを展開するライバルのカプリ・ホールディングスを買収することでカプリと合意した。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第2四半期(10-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比5%増の21.95億ドル(市場予想は21.09億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.00ドル(市場予想は1.75ドル)

決算総括

10-12月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通年ベース売上高、調整済みEPSガイダンスレンジをともに引き上げ、両方とも予想を上回った。

今後の株価見通し

短期的に100ドルを目指す展開が予想される。

ハネウェル・インターナショナル[HON]決算:1株利益は2.47ドルで市場予想を上回る

ハネウェル・インターナショナルは、旧式のサーモスタット装置を製造した、1885年にアルバート・バッツによって創設されたButz-Thermo Electric Regulatorを前身とする。他の発明には、生分解性洗剤や自動操縦などがある。今日では、世界的な多様な産業に対応する巨大企業であり、最大規模の設備のインストールベースを有する一社である。エアロスペース・テクノロジーズ(2023年の会社収益の37%)、インダストリアル・オートメーション(同29%)、エネルギーおよび持続可能性ソリューション(同17%)、ビルディング・オートメーション(同17%)の4つの事業部門で事業を展開している。より少数の最終市場に焦点を当て、一連の長期的な成長トレンドに合わせていくつかのポートフォリオ変更を行っている。インストールベースの拡大に熱心に取り組んでおり、収益の30%を定期的なアフターマーケットサービスから得ている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第4四半期(10-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比7%増の100.88億ドル (市場予想は98.24億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.47ドル(市場予想は2.33ドル)

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

アーム・ホールディングス[ARM]決算:1株利益は39セントで市場予想を上回る

アーム・ホールディングスは、高性能、低コスト、省エネルギーのCPU(中央演算装置)製品および関連技術のアーキテクチャ設計、開発、ライセンスの供与を手掛ける世界の大手半導体企業である。主な製品は、多様なパフォーマンス、消費電力、コスト要件に対応するCPU製品である。GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)、システムIP、計算プラットフォームなどの補完的な製品も提供し、高性能で信頼性の高いシステムレベルの構築を可能にし、ますます高度化するデバイスやアプリケーションに対応している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(10-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比19%増の9.83億ドル(市場予想は9.47億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・39セント(市場予想は34セント)

決算総括

10-12月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、1株利益、売上高とも見通しを上方修正し、両方とも予想を上回った。

今後の株価見通し

ソフトバンクグループ内のAI半導体中核企業として、オープンAIとの提携も交え、更に栄えるだろう。

フォード・モーター[F]決算:1株利益は39セントで市場予想を上回る

フォード・モーターは、フォードブランドおよびリンカーンブランドの自動車を製造する。2022年3月、内燃エンジン事業であるFord Blueとバッテリー式電気自動車(BEV)事業であるFord Modeleを別々の部門とすると発表したが、どちらもフォード・モーターの下で運営される。市場シェアは米国で約13%、英国で約11%、中国では非連結子会社を含めて2%以下となっている。米国の売上高が2023年の全社収益の約66%を占めた。従業員数は177,000人で、そのうち全米自動車労働組合員は59,000人。ミシガン州ディアボーンに本拠を構える。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第4四半期(10-12月期)実績

★総収入・・・前年同期比4.8%増の482億ドル(市場予想は428.30億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・39セント(市場予想は32セント)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。