BTCは史上最高値を更新中です。先週の金曜日11月22日には、coinbase取引所でのBTC/USD価格が99,900ドル手前まで上値を伸ばしました。そして、この週末のうちに4%程度の調整で、程よい下落が入ったと思います。ついに、今週中に10万ドル(1,550万円)突破するでしょうか?
2017年11月下旬、BTCは1万ドルを超えた後、急騰して11,000ドル付近まで上値を伸ばし、その後9,000ドル付近まで急落。しかし、その後2日で価格を取り戻し、2万ドル(220万円)まで上昇したことがありました。その時、BTCは年初からすでに8倍まで上昇していたのですが、そこからさらに2倍になった状況でした。当時はまだ為替レートが1ドル100-110円で推移しており、円建てとドル建てはプライスの節目で連動しているような値動きでした。
歴史的な大台を超えてからの値動きは、想像を超えて動くことがあります。今回も流動性が薄い中で買われ続け、予想を超えるペースで価格が上昇する可能性もあるでしょう。特に、今週から12月末までは大商いになることも考えられます。投資家は気を引き締めていくフェーズです。
BTC(ビットコイン)は1,550万円突破からが本当の上昇相場か?
BTC/JPY日足チャート分析から入ります。11月に入ってから2日連続での陰線は過去に2回ありました。そしてその後、大きく上昇しています。11月23日、24日の週末は連続で陰線でした。上昇のリズムを維持できるなら、本日11月25日から再び上昇開始でしょうか?
MACDはまだダイバージェンスしておらず、デッドクロスしそうな形状ですが、最初のデッドクロスのため騙しとなる可能性が高いと考えます。強い上昇相場中はデッドクロスのタイミングで上昇を再開させることが多いので、上昇再開は今週前半で起こるのではないでしょうか。
そして週後半に向けて、10万ドルにタッチするかもしれません。移動平均線はもはや乖離し過ぎているので参考になりません。今週もSMAの位置は考慮に入れずにトレードしていこうと思います。
続いてBTC/JPY4時間足です。小さなアセンディングトライアングルを形成して抜けていく方向で考えています。再び1,550万円方向に上昇した後、トレンドラインまで反落、そこから再度1,550万円付近まで上昇…という動きを繰り返して、最終的には抜けていくイメージです。
フォーメイション分析的には3~4日後にブレイクしていくと綺麗な形状になりそうです。MACDも同じく緩和されてくれれば(0.00方向に戻ってくれれば)、なお上昇しやすいでしょう。
冒頭で解説した通り、10万ドル(1,550万円)を突破すれば、一気に10%程度上昇する可能性も考えられます。そこが短期的な利食い場になることを想定し、1700万円手前で利食いを入れるとよいのではないでしょうか。
ETH(イーサリアム)は56万円が目先のターゲットか
ETH/JPY日足分析に移ります。現在の高値は54万円前後です。1つ上のレジスタンスラインは56万円になりますが、BTCの10万ドルブレイクとともに、目先のターゲットはここになるように考えます。
BTCの上昇パフォーマンスを加味して、現在価格から10%程度の上昇となり、目先のよいターゲットではないでしょうか。56万円を越えるようなら、ETHも史上最高値である62万円付近まで上値攻めすることになりそうです。
今週も変わらず、暗号資産には強気姿勢を維持します。今週はいよいよ大台乗せに期待する週となるかもしれません。