3月相場の重要な節目となる今週、メジャーSQの動向に注目

週明けの日経平均株価は4万円を突破する展開となりました。先週末の時点で先物はすでに4万円台に入っていたことで、予想通りの展開だったと言えます。

一方で、プライム市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄数425に対して、値下がり銘柄数が1,195と3倍近い数となり、特定の銘柄への偏りが指数のまもなくの頭打ちを示唆しているようです。

今週はイベントが盛りだくさんです。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による米上下院銀行委員会での証言、中国で全国人民代表大会(全人代)の開幕、スーパー・チューズデー、欧州中央銀行(ECB)理事会、米雇用関連指標の発表、メジャーSQなどがあります。

良くも悪くも変動率が高まる可能性が高く、3月相場では重要週となります。3月のメジャーSQはその前後で方向性が変化することが多く、SQに向けて相場上昇が続く場合、需給面の節目になることも考えられます。

金融教育の現在、テクニカル指標を学ぶ高校生に期待

さて、別の話題になりますが、2月25日に東京都内で開催された、「エコノミクス甲子園」に参加しました。

「エコノミクス甲子園」とは、NPO法人金融知力普及協会が主催する、毎年恒例の全国高校生金融経済クイズ選手権です。高校生に楽しみながら金融・経済について学んでもらうためのクイズイベントで、2024年で18回目を迎えたそうです。

高校生のペアが全国各地で開催される地方大会を勝ち抜き、東京で開催される全国大会に出場します。クイズの内容は、金融・経済の知識だけでなく、新聞やニュースなどの時事問題やお金に関する雑学、税制や保険などまで幅広く、「お金」に関する知識が問われます。

私がボランティア活動で所属している、NPO法人日本テクニカルアナリスト協会では最近、協会が発行している『はじめの一歩 テクニカル分析』という初心者向けのハンドブックを対象者となる高校生に配布しています。今回はそのような関係もあり、協力団体の代表として参加いたしました。高校生にもテクニカル分析に触れていただく機会をいただけたことに感謝しています。

今回のクイズ選手権では、金融・経済の知識問題として、株式市場に関するものがいつくかありました。決勝ラウンドでは、テクニカル指標の「ゴールデンクロス(一般的に買いサインとして知られている)」の問題が出題されました。その問題に対して、「騰落レシオ」と間違った解答をした高校生ペアもいましたが、テクニカル指標を勉強したからこそ出てきた単語ではないかと推測します。

終始、白熱した様子でとても感化されました。すでに金融の方向に進むことを決めている学生もいたと思いますが、きっと将来の金融・運用業界の発展・進化に欠かせない人材に育っていくのでしょう。大いに期待しています。