マイクロソフト[MSFT]決算:1株利益は2.93ドルで市場予想を上回る

マイクロソフトは、消費者や企業向けのソフトウェアを開発しライセンスを供与している。Windowsオペレーティングシステム(OS)やプロダクティビティツールであるOffice製品で知られている。事業は、プロダクティビティ・ビジネスプロセス部門(従来型Microsoft Office、クラウドベースOffice 365、Exchange、SharePoint、Skype、LinkedIn、Dynamics)、インテリジェントクラウド部門(インフラストラクチャ・アズ・ア・サービスやプラットフォーム・アズ・ア・サービスであるAzure、WindowsサーバーOS、SQL サーバー)、モアパーソナルコンピューティング部門(Windows Client、Xbox、Bing検索サービス、ディスプレイ広告、サーフェスラップトップ、タブレット、デスクトップ)の広範な製品を手掛ける同様な規模を持つ、3つの部門で構成されている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第2四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比18%増の620.2億ドル(市場予想は611.4億ドル)
★1株当たり利益(特別項目を除く)・・・2.93ドル(市場予想は2.78ドル)

決算総括

10-12月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。売上高が2022年以来の高い伸びとなった。人工知能(AI)を活用する新サービスへの関心がクラウドコンピューティングへの新たな支出を促した。アジュールの売上高は30%増加と、前四半期の29%増や、予想の28%増を上回った。 

今後の株価見通し

今回の好決算を受け、更なる上値追いとなろう。500ドルを目指す展開が予想される。 

クォルボ[QRVO]決算:1株利益は2.10ドルで市場予想を上回る

クォルボは、RF Micro Devices社とTriQuint Semiconductor社が2015年1月に合併して誕生した。世界最先端のスマートフォンに多く使用されている高周波フィルター、電力増幅器、フロントエンド・モジュールの製造に特化している。また、無線基地局、ケーブルテレビ、ネットワーキング機器、インフラストラクチャー、軍事向けなど、スマートフォン以外のさまざまな最終市場に製品を提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第3四半期(10月-12月期)実績 

★売上高・・・前年同期比44%増の10.7億ドル(市場予想は10億ドル) 
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.10ドル(市場予想は1.67ドル) 

決算総括

10-12月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第4四半期の売上高、調整済みEPSガイダンスレンジもともに予想を上回った。

今後の株価見通し

株価は108ドル超えから115ドルを目指す展開が予想される。

ロイヤル・カリビアン・クルーズ[RCL]決算:1株利益は1.25ドルで市場予想を上回る

ロイヤル・カリビアン・クルーズは、世界第2位のクルーズ会社で、クルーズバケーション業界で、5つのグローバル・ブランドおよび提携ブランドのもと64隻の船舶を運航している。さらに10隻の船舶を発注済みである。ブランドには、Royal Caribbean International、Celebrity Cruises、Silverseaなどがある。また、TUI CruisesやHapag-Lloyd Cruisesを運営する合弁事業に50%出資し、革新性、船舶・サービスの質、旅行の多様性、目的地の選択肢の多さ、価格で競争力を維持している。Azamaraブランドの売却が2021年第1四半期に完了した。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(10月-12月期)実績 

★売上高・・・前年同期比28%増の33.31億ドル(市場予想は33.59億ドル)
★1株当たり利益(調整後)・・・1.25ドル(市場予想1.14ドル)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。通年ベースの調整済みEPSガイダンスレンジも予想を上回った。

今後の株価見通し

120ドル超えから、130ドルを目指す展開が予想される。

サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック[TMO]決算:1株利益は5.67ドルで市場予想を上回る

サーモ・フィッシャー・サイエンティフィックは、科学機器、研究用装置、診断用消耗品、ライフサイエンス試薬を販売している。事業は、2023年央時点で(以下の売上高の割合には、一部の部門間取引が含まれている)、分析テクノロジー部門(売上高の16%を占める)、特殊診断製品部門(同10%)、ライフサイエンス・ソリューション部門(同24%)、ラボ製品・バイオ医薬品サービス(医薬品開発受託機関(CRO)サービスを含む。同54%)の4部門を通じて展開されている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比4.9%減の108.86億ドル(市場予想は107.34億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・5.67ドル(市場予想は5.65ドル)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通年ベースの売上高、調整済みEPSガイダンスレンジはともに予想を下回った。

今後の株価見通し

620ドル超えから、投資タイミングを図ることになろう。 

スカイワークス・ソリューションズ[SWKS]決算:1株利益は1.97ドルで市場予想を上回る

スカイワークス・ソリューションズは、ワイヤレス・ハンドセットや他のデバイスに搭載されるワイヤレス・コネクティビティを可能にする半導体を製造する。主な製品には、電力増幅器、フィルター、スイッチ、およびワイヤレス伝送をサポートする統合フロントエンド・モジュールなどがある。大手スマートフォン・メーカーが主要な顧客であるが、ワイヤレス・ルーター、医療機器、自動車などのハンドセット以外の市場における存在感も高まっている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・売上高・・・前年同期比9.6%減の12.0億ドル(市場予想は12.0億ドル)
★1株当たり利益(特別項目を除く)・・・1.97ドル(市場予想は1.96ドル)

決算総括

10-12月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想と一致した。続く第2四半期売上高ガイダンスレンジは予想を上回ったが、同調整済みEPSガイダンスは予想を下回った。

今後の株価見通し

120ドル超えから、150ドルを目指す展開が予想される。