上方修正で一桁の増益予想が二桁の増益予想となった3月決算銘柄は
3月決算企業の上期決算では経済正常化による需要の回復や値上げ、円安などを追い風に増益となる銘柄も目立ちました。そして上期の業績が好調となるなかで通期の業績予想を上方修正する企業も目立ちました。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから営業利益の上方修正で一桁の増益予想が二桁の増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。
例えば住友電気工業(5802)は半導体不足の解消で自動車生産が回復し、国内や北米でワイヤハーネス(組み電線)などが好調に推移していることなどから通期の営業利益の見通しを上方修正したことで前期比で1.4%の増益予想が12.7%の増益予想となっています。また、横河電機(6841)も半導体などの部品の調達環境が改善し増産対応が進んだことなどから通期の営業利益の見通しを上方修正したことで前期比で8.1%の増益予想が41.9%の増益予想となっています。