ロイヤル・カリビアン・クルーズ[RCL]決算:1株利益は3.85ドルで市場予想を上回る
ロイヤル・カリビアン・クルーズは、世界第2位のクルーズ会社で、クルーズバケーション業界で、5つのグローバル・ブランドおよび提携ブランドのもと64隻の船舶を運航している。さらに2026年までに納品される10隻の船舶を発注済みである。ブランドには、Royal Caribbean International、Celebrity Cruises、Silverseaなどがある。また、TUI CruisesやHapag-Lloyd Cruisesを運営する合弁事業に50%出資し、革新性、船舶・サービスの質、旅行の多様性、目的地の選択肢の多さ、価格で競争力を維持している。Azamaraブランドの売却が2021年第1四半期に完了した。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第3四半期(7月-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比39%増の41.60億ドル(市場予想は40.62億ドル)
★1株当たり利益(調整後)・・・3.85ドル(市場予想3.43ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第4四半期、通期ベースの調整済みEPSガイダンスレンジはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
90ドル超えから投資タイミングを図ることになろう。
ユナイテッド・パーセル・サービス[UPS]決算:1株利益は1.57ドルで市場予想を上回る
ユナイテッド・パーセル・サービスは、世界最大級の小口貨物配送業者である。500機を超える航空機、10万台以上の運送車両を管理し、数百ヵ所に仕分施設を運営し、1日平均2,500万個を超える荷物を世界各地の住宅および企業に配送する。米国国内小口貨物が売上高の約64%、国際小口貨物が20%を占める。海上フレイト・フォワーディング、トラックロード仲介、請負ロジスティックが残りを占めている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第3四半期(7月-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比13%減の210.61億ドル(市場予想は215.14億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・ 1.57ドル(市場予想は1.52ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済み EPSは予想を上回った。通期ベースの売上高ガイダンスレンジも予想を下回った。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きとなろう。
テキサス・インストゥルメンツ[TXN]決算:1株利益は1.85ドルで前年同期を下回る
テキサス・インストゥルメンツは、テキサス州のダラスを拠点とするアナログ半導体製造の世界大手である。製品は、音声や電力などのリアルワールド・シグナルを処理するために使用されている。売上高の95%は半導体が占め、残りの5%をいわゆる電卓が占めている。ワイヤレス通信機器やさまざまな電子応用機器に搭載されるプロセッサーやマイクロコントローラーでも大きな市場シェアを有する。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第3四半期(7月-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比14%減の45.3億ドル(市場予想は45.5億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.85ドル(前年同期は2.47ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回った。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きとなろう。
マスターカード[MA]決算:1株利益は3.39ドルで市場予想を上回る
マスターカードは、世界第2位の決済会社である。2022年度のカード購入総決済額は$8兆を上回った。世界200カ国以上で150種類を超える通貨による決済処理を行っている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第3四半期(7月-9月期)実績
★収入・・・前年同期比13%増の65.33億ドル(市場予想は65.28億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・3.39ドル(市場予想は3.23ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。カード利用額が12%増加し、金利上昇と景気減速の中でも、消費者の支出が予想を覆し続けていることが明らかになった。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きとなろう。
RTX[RTX]決算:1株利益は1.25ドルで市場予想を上回る
RTX(旧、レイセオン・テクノロジーズ)は、ユナイテッド・テクノロジーとレイセオンの合併により誕生した航空宇宙・防衛産業界で多角的に事業を展開する企業である。商用航空宇宙メーカーと防衛市場へのサプライヤとして、双方へのエクスポージャーがほぼ拮抗している。多角的航空宇宙製品・サービスのサプライヤであるコリンズ・エアロスペース部門、航空機エンジンメーカーであるプラット・アンド・ホイットニー部門、ミサイルおよびミサイル防衛システム、センサー、ハードウェア、通信技術を軍に提供する防衛元請会社であるレイセオン部門の3部門を通じて事業を運営している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第3四半期(7月-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比21%減の134.64億ドル (市場予想は186.12億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.25ドル(市場予想は1.21ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。
今後の株価見通し
当面84ドルを目指す展開が予想される。