ビザ[V]決算:1株利益は2.33ドルで市場予想を上回る

ビザは、世界最大級の電子決済処理ネットワーク運営会社である。2022年度の総取扱額は14兆ドルを上回り、世界200ヵ国で事業を運営し、160種類の通貨の取引を決済する。同社の決済システムは、毎秒65,000件を超える取引を処理することが可能である。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(7月-9月期)実績

★純収入・・・前年同期比10%増の86億ドル(市場予想は85.6億ドル)
★1株当たり利益(調整後)・・・2.33ドル(市場予想は2.24ドル)

決算総括

7-9月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。消費者のカード利用が増加した。決済額は8.7%増の3兆2000億ドルだった。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

ハリバートン[HAL]決算:1株利益は79セントで市場予想を上回る

ハリバートンは、世界3大の油田サービス会社のうちの1社である。仕上げ流体、ワイヤーラインサービス、セメンチングなど、数多くの事業分野で優れたノウハウを提供している。北米における圧力ポンプ事業者では首位に位置づけ、過去20年間にわたって水圧破砕分野のイノベーターとして業界をリードしてきた。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比8.3%増の58.04億ドル(市場予想は58.52億ドル)
★ 1株当たり利益(調整後)・・・79セント(市場予想は77セント)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

センティーン[CNC]決算:1株利益は2.00ドルで市場予想を上回る

センティーンは、メディケイド、メディケア、および個人向け医療保険サイトのエクスチェンジを含む政府が支援するヘルスケアプランに焦点を当てたマネジドケア組織である。2022年9月時点で、約2,300万人の医療メンバーにサービスを提供している。主にメディケイド(メンバーの70%)、個人向けエクスチェンジ(9%)、メディケアアドバンテージ(7%)、残りは、TRICARE(西部)、矯正施設、および商業プラン向けとなっている。ほかにも、メディケアPart D製薬プログラムを通じて400万人にサービスを提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高 ・・・ 前年同期比6.1%増の380.42億ドル(市場予想は363.20億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・ 2.00ドル(市場予想は1.54ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

マイクロソフト[MSFT]決算:1株利益は2.99ドルで市場予想を上回る

マイクロソフトは、消費者や企業向けのソフトウェアを開発しライセンスを供与している。Windowsオペレーティングシステム(OS)やプロダクティビティツールであるOffice製品で知られている。事業は、プロダクティビティ・ビジネスプロセス部門(従来型Microsoft Office、クラウドベースOffice 365、Exchange、SharePoint、Skype、LinkedIn、Dynamics)、インテリジェントクラウド部門(インフラストラクチャ・アズ・ア・サービスやプラットフォーム・アズ・ア・サービスであるAzure、WindowsサーバーOS、SQL サーバー)、モアパーソナルコンピューティング部門(Windows Client、Xbox、Bing検索サービス、ディスプレイ広告、サーフェスラップトップ、タブレット、デスクトップ)の広範な製品を手掛ける同様な規模を持つ3つ部門で構成されている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第1四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比13%増の565.2億ドル(市場予想は545.4億ドル)
★1株当たり利益(特別項目を除く)・・・2.99ドル(市場予想は2.65ドル)

決算総括

第1四半期(7月-9月期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。過去6四半期で最も好調な売上高を記録。クラウド・コンピューティングの成長回復と、顧客企業の支出モードへの回帰を促す人工知能(AI)関連の新製品への需要に後押しされた。

今後の株価見通し

370ドルを目指す展開が予想される。

ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]決算:1株利益は1.22ドルで市場予想を上回る

ベライゾン・コミュニケーションズは、現在では無線通信事業が主な事業(売上高の約70%、営業利益のほぼ全てを生み出す)となっている。全国規模のネットワークを有し、ポストペイド契約者数が9,200万人、プリペイド契約者数が2,200万人(Tracfone買収後)の米国最大の無線通信会社である。固定回線通信事業には、住宅および事業者との契約件数がおよそ2,500万件に上る北東部のローカル・ネットワーク事業や全国の企業向けサービス事業が含まれ、約800万人の顧客にブロードバンドサービスを提供している。また、多くの場合、同社のネットワークと他の通信会社のネットワークを併用して全国の企業に通信サービスを提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月ー9月期)実績

★売上高・・・前年同期比2.6%減の333.36億ドル(市場予想は332.82億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.22ドル(市場予想は1.18ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期ガイダンスも公表し、1株利益の見通しは維持したものの、フリー・キャッシュフロー(FCF)は上方修正した。

今後の株価見通し

38ドルを目指す展開が予想される。