ビザ[V]決算:1株利益は2.16ドルで市場予想を上回る

ビザは、世界最大級の電子決済処理ネットワーク運営会社である。

2021年度の総取扱額は10兆ドルを上回り、世界200ヶ国を超える市場で160種類の通貨の取引を決済する。同社の決済システムは、毎秒65,000件を超える取引を処理することが可能である。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar,Inc.

第3四半期(4月-6月期)実績

★純収入・・・前年同期比11%増の81億ドル(市場予想は80.6億ドル) 

★1株当たり利益(調整後)・・・2.16ドル(市場予想は2.11ドル) 

決算総括

第3四半期(4月-6月期)の収入と調整済みEPSがともに予想を上回った。クロス・ボーダー取引決済金額、総支払額、ビザ総取引額が全て予想を上回った。 

今後の株価見通し

堅調な推移を想定。

ハネウェル・インターナショナル[HON]決算:1株利益は2.23ドルで市場予想を上回る

ハネウェル・インターナショナルは、旧式のサーモスタット装置を製造した、1885年にアルバート・バッツによって創設されたButz-Thermo Electric Regulatorを前身とする。今日では、世界的な多様な産業に対応する巨大企業であり、最大規模の設備のインストールベースを有する一社である。

エアロスペース事業部、ビルディング・テクノロジーズ事業部、パフォーマンス・マテリアルズ&テクノロジーズ事業部、セーフティ&プロダクティビティ・ソリューションズ事業部の4部門からなる。近年、2016年に Intelligratedを追加したほか、2018年にはGarrett Technologies、Resideoのスピンオフなど、いくつかのポートフォリオ変更を行っている。2019年に、建物、航空会社、重要インフラストラクチャーにおける企業の専門知識を活用するエンタープライズパフォーマンス管理ソフトウェアソリューションHoneywell Forgeを立ち上げた。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar,Inc.

第2四半期(4月-6月期)実績

★売上高・・・前年同期比2.2%増の91.46億ドル (市場予想は91.62億ドル) 

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.23ドル(市場予想は2.20ドル) 

決算総括 

4-6月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。フリーキャッシュフロー(FCF)は予想を下回っている。主力の航空宇宙が堅調だった。ただ、ガイダンスでは、通期の見通しは若干上方修正したものの、第3四半期については、売上高、調整済みEPSガイダンスレンジともに予想を下回った。

スリーエム [MMM]決算:1株利益は2.17ドルで市場予想を上回る

スリーエム(3M)は、1902年創業の多国籍企業で、創業当時はミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニーとして知られていた。高い研究開発力を有すると広く認められ、様々な製品カテゴリでその科学技術を活用している。

事業は安全・産業、輸送・エレクトロニクス、ヘルスケア、およびコンシューマーの4部門で構成されている。売上高の約50%を米州外の市場が占めている。部門別では、安全・産業部門が正味売上高の大半を占めている。6万種類を超える製品の大部分が、多くの消費者や最終市場にとって欠かすことのできないものとなっている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar,Inc.

第2四半期(4月-6月期)実績

★売上高・・・前年同期比4%減の83.25億ドル(市場予想は78.59億ドル) 

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.17ドル(市場予想は1.73ドル) 

決算総括

4-6月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第3 四半期調整済みEPSガイダンスレンジは下回った。2023年度通期ベースガイダンスレンジは、調整済みEPSを引き上げ、予想を上回った。

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ[BMY]決算:1株利益は1.75ドルで市場予想を下回る

ブリストル・マイヤーズ・スクイブは、心血管疾患治療薬やがん免疫治療薬など様々な治療領域での創薬、開発、販売を手掛ける。

がん免疫治療薬分野に注力し、同分野で業界をリードしている。医薬品以外の事業を多角的に展開する競合医薬品会社と異なり、いくつかの非医薬品事業から撤退し、価格設定力が強いとされるブランド特殊医薬品(先発薬)に特化している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar,Inc.

第2四半期(4月-6月期)実績

★売上高・・・前年同期比6%減の112.26億ドル(市場予想は117.95億ドル) 

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.75ドル(市場予想は1.96ドル) 

決算総括 

4-6月期(第2四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を下回った。レブラミドの全世界売上高は、ジェネリック医薬品の浸食と無料医薬品の投与を受ける患者数の増加により、第2四半期の予想よりも急速な売上減少を反映して41%減少した。総収益の年間予測を一桁のマイナス成長に変更。従来は約2%増加すると予想していた。 

ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス[HLT]決算:1株利益は1.63ドルで市場予想を上回る

ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは、2022年12月末時、19ブランドにまたがる1,127,430室の客室を運営しており、プレミアムエコノミーからラグジュアリーのホテル事業に取り組んでいる。

HamptonとHiltonが、2022年12月末時点でそれぞれ総客室数の28%、13%を占める2大ブランドである。ここ数年で開業した新しいブランドには、Home2、Curio、Canopy、Spark、Tru、Tempoがある。管理客室とフランチャイズ客室が、調整済みEBITDAの大部分を占めるが、収益は主に米州からのものである。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar,Inc.

第2四半期(4月-6月期)実績

★売上高・・・前年同期比19%増の26.60億ドル(市場予想は25.72億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.63ドル(市場予想は1.58ドル)