テスラ(TSLA)決算:1株利益は0.85ドルで市場予想を下回る

テスラは、2007年設立のカリフォルニア州パロアルトに本社を置く垂直統合型サステナブルエネルギー企業である。電動モビリティ社会への移行を目指し電気自動車を開発・製造している。エネルギー発電用ソーラーパネルやソーラールーフ、住宅や公益を含む商業不動産向けの貯蔵ステーションのためのバッテリーを販売している。高級セダン、中型セダン、クロスオーバーSUVなど、複数の車種を製造している。また、より価格の安いセダン、小型SUV、ライトトラック、セミトレーラートラック、スポーツカーなどの販売を開始する計画である。2022年の世界の自動車納入台数は、130万台をやや上回る。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1月-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比の24%増の233.3億ドル(市場予想は233.5億ドル)

★1株当たり損益(調整後)・・・0.85ドル(市場予想は0.86ドル)

決算総括

1-3月期決算(第1四半期)では、売上高、調整済みEPSはともに予想をわずかに下回った。ただ、粗利益率が予想を大きく下回ったほか、フリーキャッシュフロー(FCF)も予想を大きく下回っている。一方で同社は、年180万台の生産目標を維持し、年平均成長率50%の目標も維持した。

今後の株価見通し

中国で進行中の価格競争により、テスラが競争力を維持するために再び価格を引き下げる必要があるのではないかという懸念が生じている。ただし、オースティンとベルリンでの立ち上げによる継続的な運用効率アップや、連続した販売の増加による運用上のレバレッジが支援材料となろう。株価は当面下値模索の動きとなろう。

ダナハー(DHR)決算:1株利益は2.36ドルで市場予想を上回る

ダナハーは、不動産投資会社であったが、1984年に産業重視の製造会社となった。一連の合併、買収、売却を通じて、現在、ライフサイエンス、診断、環境・応用ソリューションの3部門で科学的な器具および消耗品の製造に主に焦点を当てている。2023年に環境・応用ソリューション部門を売却する計画が2022年後半に発表され、その後ライフサイエンスおよび診断に完全に集中することになる。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1月-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比7%減の71.67億ドル(市場予想は70.57億ドル)
 
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.36ドル(市場予想は2.28ドル)

決算総括

1-3月期(第 1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期ベースのコア売上高成長率ガイダンスを引き下げ、予想を下回った。

今後の株価見通し

下値模索となろう。

センティーン(CNC)決算:1株利益は2.11ドルで市場予想を上回る

センティーンは、メディケイド、メディケア、および個人向け医療保険サイトのエクスチェンジを含む政府が支援するヘルスケアプランに焦点を当てたマネジドケア組織である。2022年9月時点で、約2,300万人の医療メンバーにサービスを提供している。主にメディケイド(メンバーの70%)、個人向けエクスチェンジ(9%)、メディケアアドバンテージ(7%)、残りは、TRICARE(西部)、矯正施設、および商業プラン向けとなっている。ほかにも、メディケアPart D製薬プログラムを通じて400万人にサービスを提供している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1月-3月期)実績

★売上高 ・・・ 前年同期比4.6%増の388.89億ドル(市場予想は361.31億ドル) 
 
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・ 2.11ドル(市場予想は2.00ドル) 

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。23年度通期ベース売上高ガイダンスレンジは予想を上回った。同調整済みEPSガイダンスレンジを引き上げ、予想を上回った。 

今後の株価見通し

好調な決算を受け上昇を予想。

チポトレ・メキシカン・グリル(CMG)決算:1株利益は10.50ドルで市場予想を上回る

チポトレ・メキシカン・グリルは、米国最大のファストカジュアル・チェーン・レストランである。2022年の全店舗売上高は86億ドルであった。2022年末の直営店舗数は3,200近くに上り、多くが米国にあるが、カナダ、英国、フランス、ドイツでもわずかなプレゼンスを維持している。競争力のある価格、高品質な食品の調達、サービスのスピード、便利さを中心に構築された販売提案で、ブリトー、ブリトーボウル、タコス、ケサディーヤ、飲料を販売している。収益は、完全にレストランの売上およびデリバリー手数料から得ている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1月-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比18%増の23.7億ドル(市場予想は23.4億ドル) 
 
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・10.50ドル(市場予想は8.92ドル)  

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済み EPS、既存店売上高の伸びは全て予想を上回った。 

今後の株価見通し

決算を受け上昇が見込まれる。

ゼネラルモーターズ(GM)決算:1株利益は2.21ドルで市場予想を上回る

ゼネラルモーターズは、旧GMの経営破綻後、2009年7月に新生GMとして再建された。GM北米(GMNA)、GMインターナショナル・オペレーションズ(GMIO)、クルーズ、GMファイナンシャルの4部門からなり、8ブランドを展開する。半導体不足により2021年にトヨタに奪われた米国市場シェア首位の座を2022年に奪還した。市場シェアは170ベーシスポイント上昇の16.4%で、トヨタに1ポイントの差をつけた。クルーズ自動運転車部門は、サンフランシスコやその他の都市で無人ジオフェンスAVロボタクシーサービスを提供しており、ドバイとも独占契約を結んでいる。アメリクレジットを買収して2010年10月にGMファイナンシャルが設立され、自動車ローンを手掛ける金融子会社となった。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

第1四半期(1月-3月期)実績

★売上高・・・前年同期比11%増の399.85億ドル(市場予想は392.39億ドル) 
 
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.21ドル(市場予想は1.72ドル) 

決算総括

1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期ベースの調整済みEPS、及びEBITガイダンスレンジをともに上方修正し、両方とも予想を上回った。 

今後の株価見通し

好調な業界を背景に株価切り上げを想定。