【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 33,875.40 △66.44 (4/24)
NASDAQ: 12,037.20 ▼35.25 (4/24)
1.概況
米国市場は主力ハイテク株を含む主要企業の決算発表を控え様子見となるなか小幅に高安まちまちとなりました。3ドル安とほぼ横ばいでスタートしたダウ平均は前日の終値を挟んで上下80ドル程度でしばらくもみ合いましたが、引けにかけて買いがやや優勢になると結局66ドル高の33,875ドルで取引を終え続伸となっています。また、S&P500株価指数も3ポイント高の4,137ポイントと続伸となりました。一方でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は35ポイント安の12,037ポイントと反落となっています。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうちエネルギーや素材、ヘルスケアなどの6業種が上げ、エネルギーは1%を超える上昇となりました。一方で情報技術や不動産、金融などの5業種が下げています。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄ではキャタピラー(CAT)とシェブロン(CVX)、ナイキ(NKE)、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)が1%以上上げたほか、ダウ(DOW)も1%近く上昇しました。一方でインテル(INTC)とセールスフォース(CRM)が2%以上下げ、アメリカン・エキスプレス(AXP)も2%近く下落しています。また、マイクロソフト(MSFT)も投資判断と目標株価の引き下げを受けて1%以上下げています。ダウ平均構成銘柄以外では、テスラ(TSLA)が年間の設備投資の見通しを再度引き上げたことを嫌気した売りが出て1%を超える下落となりました。太陽光発電のファースト・ソーラー(FSLR)も投資判断と目標株価の引き下げを受けて3%を上回る下げとなっています。
5.為替・金利等
長期金利は0.08%低い3.49%となりました。ドル円は134円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
本日の日本市場は米国市場でダウ平均が続伸となったことから堅調なスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が18日に付けた年初来高値(28,658円)を引けで上回ることができるかがポイントとなりそうです。
(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)