マッチ・グループ(MTCH)決算:1株利益は30セントで市場予想を下回る

マッチ・グループは、オンライン・デーティング製品を提供する。2015年から株式の80%を保有するIAC/インタラクティブコープの傘下にあったが、2020年第2四半期にスピンオフされた。

Tinder、Match.com、OkCupid、Plenty of Fish、Meeticなど様々なポートフォリオがある。45を超えるオンライン・デーティングのサイトやアプリを有し、収益の95%をユーザーフィーから、5%を広告収入から生み出している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比2%減の7.86億ドル(市場予想は7.89億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・30セント(市場予想は54セント)

決算総括

10-12月期(第4四半期)決算では、売上高、調整済みEPSがともに予想を下回った。続く第1四半期売上高ガイダンスレンジは予想を下回ったが、営業利益ガイダンスレンジは上回った。

今後の株価見通し

不振決算を受け、当面底値模索の動きが予想される。

エレクトロニック・アーツ(EA)決算:1株利益は2.80ドルで市場予想を下回る

エレクトロニック・アーツは、ビデオゲームのサードパーティ・パブリッシャーで、世界でも最大級の一社である。コンソール向けビデオゲームのパブリッシャーから、コンソール、パソコン(PC)、モバイル端末向けへとプラットフォームを拡大した。

MaddenNFL、FIFA、Battlefield、Apex Legends、Mass Effect、Dragon’s Age、Need for Speedなど人気の高い多くのフランチャイズを有する。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比5.1%増の18.8億ドル

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.80ドル(市場予想は3.05ドル)

決算総括

10-12月期決算(第3四半期)では、1株利益が予想を下回ったほか、重要な指標であるブッキングも予想を下回った。ガイダンスも公表し、通期の見通しを全般的に下方修正している。ホリデーシーズンのリリースがゲーム全体の収益の落ち込みを相殺できなかった。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きが予想される。

エクソン・モービル(XOM)決算:1株利益は3.40ドルで市場予想を上回る

エクソン・モービルは、大手総合石油・ガス会社である。世界各地で原油・天然ガスの探査と生産、石油製品の精製を手掛ける。2021年度の1日当りの生産量は、液体燃料が230万バレル、天然ガスが85億立方フィートであった。また、2021年末時点の、保有埋蔵量は石油換算で185億バレル、このうち66%が液体燃料である。

石油精製能力は原油換算で日量460万バレルと、世界最大級のコモディティ、スペシャリティーケミカルの製造大手でもある。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比12%増の954.29億ドル(市場予想は965.29億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・3.40ドル(市場予想は3.30ドル)

決算総括

本日寄り前決算発表。10-12月期(第4四半期)売上高、及び調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

短期的には130ドルを目指す展開が予想される。

キャタピラー(CAT)決算:1株利益は3.86ドルで市場予想を下回る

キャタピラーは、重機(建設・鉱山機械)、パワー(エンジン・発電機)システム、機関車製造で長い実績を持つ世界的企業である。重機製造の世界市場シェアは13%超(2021年)に及ぶ。建設機械事業、鉱山機械事業、エネルギー・運輸事業、キャタピラーファイナンシャルサービス事業の4つの報告部門からなる。

世界に約2,700の支店を展開し、160のディーラーによってグローバル・ネットワークが構築されている。キャタピラーファイナンシャルサービス事業部門は、ディーラー向けにホールセール・ファイナンス、顧客向けにも機械やエンジンのためのリテール・ファイナンスを提供し、製品販売の可能性を高めている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期21%増の158.71億ドル(市場予想は152.73億ドル)

★1株当たり利益(調整後)・・・3.86ドル(市場予想は3.97ドル)

決算総括

本日寄り前決算発表。10-12月期(第4四半期)売上高は予想を上回ったが、調整済みEPSは下回った。調整済みEPSや営業利益が予想をかなり下回ったことが嫌気されている。

今後の株価見通し

調整済みEPSや営業利益が予想をかなり下回ったことが圧迫要因となった。当面底値模索の動きか。

コーニング(GLW)決算:1株利益は0.47ドルで市場予想を上回る

コーニングは、マテリアルサイエンスのリーダー企業である。ガラス、セラミック、および光ファイバーの製造を専門的に手掛ける。

テレビ用フラットパネルディスプレイから自動車用ガソリンパティキュレートフィルター、ブロードバンド用光ファイバーまで幅広い用途に製品を供給しており、多くの最終市場で大きなシェアを占めている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比2.2%減の36.33億ドル(市場予想は35.40億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.47ドル(市場予想は0.44ドル)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは上回った。続く第1四半期売上高、及び調整済みEPSガイダンスレンジはともに予想を下回った。

今後の株価見通し

特にガイダンスが弱かった。しばらく下値模索、値固めの動きか。39ドル超えから投資タイミングを図りたいところだ。