今月下旬からスタートした3月期決算銘柄の中間決算も徐々に本格化しており、TOPIX500採用の3月期決算銘柄に限っても先週までに40社を超える企業が決算を発表しています。そこで今回は早速、先週末までの決算発表をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に集計してみました。決算発表はまだ始まったばかりですが、第1四半期と違って折り返し地点の中間決算ということもあって業績予想を修正する企業も幾つかみられます。

そして業績予想の上方修正を受けて株価が急伸したのが富士電機(6504)です。上期の営業利益が会社計画を大幅に上回って前年同期比で2倍強となったほか、通期の営業利益の見通しを従来の480億円から520億円へ市場予想を上回る水準へと引き上げたことで、富士電機の決算発表翌日の株価は15%近く上昇しています。また、同じく通期の営業利益予想を上方修正した日立ハイテクノロジーズ(8036)では、目標株価の引き上げもあって決算発表翌日の株価が6%を超える上昇となっています。