英ポンド/米ドル (1.2580~1.3350) 4月25日~5月1日まで

アナリシス:

皆さん、こんにちは! 本日4月25日、日本時間未明に、英国のブレグジット離脱が今年の10月まで延期が確定したとのニュースを受け、ポンドは先行き不透明感から売りの動きを見せました。

政府と労働党間の協議が、イースター休暇明けの24日から再開されましたが、離脱後の関税について各党の相互理解は得られていない状況です。

メイ首相はEU離脱の際は関税同盟を脱する方針です。離脱後はEUと相互関税の取り決めを交わした上で、対外的な関税の統一はせずにEU域外諸外国と自由に貿易協定を結べる状態を目指しています。

これに対し、野党労働党はEUとの恒久的な関税同盟の締結を求めています。

結局、10月まで延期となったものの、この関税問題で与野党間の合意がなければ離脱後の方針もはっきりしないため、ポンド好感とはいかないでしょう。

これまでは「いつ離脱するのか?」でポンド相場が動いていましたが、今後は関税問題の決着がポンドの動向を決める要因の1つとなってくるでしょう。

そう考えますと、英国発信の情報でここ数ヶ月相場を動かしてきたポンド/米ドルも、今週、来週以降はアメリカのニュースによって動きが活発になる可能性が高くなると思われます。

そこで今週の想定は連休前ということもあり、ユーロ/米ドル、米ドル/円についても触れてみたいと思います。

今朝方、各通貨ともにドル買いの動きが強く、米ドル/円は一時、112円38銭まで上昇。ユーロ/米ドルも安値更新となり、1.11400近辺まで下落。今年の安値を更新しました。ECBが利上げを延期したことにより、今年の始めよりユーロは売られやすい状況が続いています。

ユーロ/米ドルに関しての下げ幅は1.0980近辺までとし、米ドル/円に関しては113.50円~114.50円が今年の最高値と想定します。

長期目線でいくと、ここからの反転を狙っていきたいと思います。

向こう1週間だけで見ると、ユーロ/米ドルの安値1.1140、米ドル/円112.38円が一旦のサポレジとなり、来週の大型連休では再度ユーロ/米ドル1.1200台、米ドル/円111円台に戻ってくることも考えらます。今日から週末にかけ、それぞれの価格に迫ってきても超えられない場合は、反転狙いの逆張りが有効です。

それでは、月足チャートです。

【図表1】英ポンド/米ドル(月足)
出所:筆者作成

トレンドレス中段から下段に以降中。この形状から想定できるのは、1.2730近辺までは下落可能であること。それ以上下落する場合は-2σまでと見ます。上昇余地は直近高値の1.3380近辺となります。

続いて、週足チャートです。

【図表2】英ポンド/米ドル(週足)
出所:筆者作成

トレンドレス中段を抜けて下げ方向。第1サポートは1.2730近辺。それを抜けると1.2580となります。

最後に、日足チャートです。

【図表3】英ポンド/米ドル(日足)
出所:筆者作成

トレンドレス下段。短期的には、ダウントレンドの1波目バンドウォーク中のどちらでも認識可能な状況です。今後のドル買いが各相場とも続く場合は、つられて下落継続となりますし、ドル売り方向に変われば、ここからの上昇も想定できます。

それでは、今週の注目指標です。

4月29日(月)
21:30 米・個人消費支出

4月30日(火)
18:00 EUR・GDP速報値
21:30 米・四半期雇用コスト指数

5月1日(水)
21:15 米・ADP雇用統計
23:00 米・ISM製造業景況指数

上記の分析からエントリーポイントとしては、以下のとおりです。

予想レンジ:1.2580~1.3350

メインストラテジー:

<日足ベースシナリオとして>

買いをするなら
・1.2800~1.3000の日足トレンドレス下段逆張りを根拠にエントリー
・1.2870~90の週足レジスタンスライン+日足トレンドレス下段逆張りを根拠にエントリー
・1.27300付近の週足レジスタンスライン逆張りを根拠にエントリー

売りをするなら
・1.2870を下にブレイクしたら短期足を使って戻り目で順張りエントリー
・1.3300~1.3350付近で週足・日足トレンドレス上段逆張りを根拠にエントリー