英ポンド/円(134.20〜144.60) 8月6日〜8月12日まで

アナリシス:

皆さん、こんにちは!8月に入り、バカンス時期が到来しましたが、今年は例年通り薄商いの相場となるのか、株高、ドル安相場が続くのか、面白い8月になりそうです。

米株価指数を見ると、ナスダックは連日高値を更新。3ヶ月連続で史上最高値を更新していくかどうかが注目のポイントになります。NYダウ、SP500ともに日足トレンドレス上段を目指して上昇中ですので、高値をブレイクしていくのか、高値付近でレンジ逆張りが有効になるか、見極めの場面です。

金先物も対米ドルに対して史上最高値を更新中。2,300〜2,500ドルまで8月も継続して上昇するのか、一旦調整売りが起こるのかという場面です。調整売りとなって一時的な下落が起これば、1時間足か4時間足の−2σ付近では逆張りの買いを仕掛けたいところです。

そして、ユーロ/米ドルは7月の最高値付近を再度トライしてきていますので、このまま、1.18台を上抜けて、1.19〜1.20台に上昇するのか、1.1910の高値を上抜けできずに一旦下落するのかがポイントとなるでしょう。

今週に入り、各国の新型コロナウイルス感染者数の状況を見ると、欧州でもじわじわと右肩上がりになっています。東京での感染拡大は言うまでもないですが、封じ込めに一定の成果を上げていた欧州圏の感染者数増加は、バカンス時期が本格的に始まっている状況でどこまで抑えられるかがカギとなりそうです。

イギリスでは先週から地下鉄でのマスク着用の義務づけが始まりましたが、世論はマスク着用の義務づけに対し、後ろ向きな意見も多いようです。

またドイツの医師労働組合もすでに第2波が起きているとの見解を示しています。現在ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドルが日足レベルでアップトレンドとなっていますが、8月の欧州での感染状況によっては、このトレンドに水を差すような材料となり得ることも考え、注視が必要です。

その他にも、例年通り米国の雇用統計によって米ドル安加速の火種となるかどうかも気になるところです。

向こう1週間の重要指標です。

8月6日(木)
15:00 英・BOE金利発表、資産買取プログラム規模、金融政策委員会議事要旨

8月7日(金) 
21:30 米・雇用統計

8月12日(水)
15:00 英・GDP速報値
21:30 米・消費者物価指数

それでは、月足チャートです。

【図表1】英ポンド/円(月足)
出所:筆者作成

月足トレンドレス中段。このまま148円に向かって上昇するか、米ドル/円の下落に釣られて頭打ちとなるかの場面。

続いて、週足チャートです。

【図表2】英ポンド/円(週足)
出所:筆者作成

トレンドレス上段。このまま上昇するか、下げるならミドル付近までと予測します。

次に日足チャートです。

【図表3】英ポンド/円(日足)
出所:筆者作成

トレンドレス上段。ブレイクしてアップトレンド開始となるか、上がっても139円後半までで、その後下げるか見極めの場面。

最後に4時間足です。

【図表4】英ポンド/円(4時間足)
出所:筆者作成

トレンドレス中段。BOXトレ転狙いでショートをするか、139円付近を実体で上にブレイクしたらロング目線に切り替えるところ。

上記の分析からエントリーポイントとして、
予想レンジ:(134.20〜144.60)          

メインストラテジー:

買いをするなら
・138.99を上にブレイクしたら短期足を使って押し目でエントリー。
・139.20を上にブレイクしたら1時間足の押し目でエントリー。(価格未定)
・136.40〜80の4時間足トレンドレス逆張りでエントリー。

売りをするなら
・139.00付近で日足トレンドレス逆張り+4時間足トレ転狙いでエントリー。
・141.20付近の週足レジスタンスラインから日足トレ転狙いでエントリー。