先週末で2016年度の上半期も終わりとなりました。この上半期を振り返ってみると16,000円台後半でスタートした日経平均は4月下旬に17,000円台半ばまで上昇しましたが、6月下旬には英国の国民投票でのEU離脱決定を受けて15,000円を割り込む場面もみられました。その後持ち直した日経平均ですが、17,000円近辺では上値が重く7月中旬以降概ね16,000円台での推移が続いています。

こうした相場環境のなかでこの上半期にパフォーマンスが冴えなかった銘柄もみられます。そこで今回は上半期に株価が10%以上下落したTOPIX500採用企業で、目標株価コンセンサスが株価を30%以上上回り、下期以降に挽回が期待されているような銘柄をピックアップしてみました。例えばこの上半期に株価が3割も下げた西武ホールディングス(9024)では目標株価コンセンサスが株価を7割以上も上回るほか、株価が2割以上下げた三井不動産(8801)でも目標株価コンセンサスが株価を5割以余り回っています。