初心者でもわかりやすい金融用語集

CDO

CDOとは、Collateralized Debt Obligationの略で、資産担保証券の一種です。具体的には、 社債 社債社債とは、企業が資金を調達するために発行する債券の一種です。企業は投資家からお金を調達し、代わりに社債を発行します。社債を購入した投資家は、企業から定期的に利息(クーポンとも呼ばれる)を受け取り、社債... や貸出債権(ローン)を裏付け資産として発行される証券のことを指します。

この証券は、異なる リスク リスクリスクとは、投資やビジネスなどの経済活動において、予期しない損失が生じる可能性のことです。リスクには様々な種類があり、市場リスク、信用リスク、運用リスク、流動性リスクなどが挙げられます。 市場リスク... リターン リターンリターンとは、投資によって得られる利益や収益のことです。金融において、リターンは投資した資金に対する収益率を指し、通常はパーセンテージで表されます。 たとえば、株式や債券、不動産などに投資した場合、... のトランシェ(階層)に分けられ、投資家は自分の リスク許容度 リスク許容度リスク許容度とは、投資家が投資において受け入れることができるリスクのレベルを指します。これは、投資家の資産運用に対する姿勢や、投資の目的、投資期間、そして個々の経済状況などに基づいて決まります。 具... に応じてトランシェを選ぶことができます。高リスク・高リターンのトランシェもあれば、低リスク・低リターンのトランシェも存在します。

CDOは、リスク分散の手段として利用されることが多いですが、2007-2008年の金融危機の際には、これらの証券が高リスクであることが明らかになり、多くの投資家が大きな損失を被りました。

また、CDOに関連する用語として、担保とする商品が貸出債権の場合には CLO CLOCLOとは、Collateralized Loan Obligationの略で、企業向けのローンを担保にして発行される証券のことです。具体的には、複数の企業向けローンを一つのプールにまとめ、そのプール... (Collateralized Loan Obligation、ローン担保証券)、 債券 債券債券とは、政府や企業が資金を調達するために発行する借金の証書です。債券を購入することで、投資家は債券発行者から将来的に元本と利息を受け取る権利を得ます。 債券には様々な種類があり、国が発行する国債、... または債券類似商品である場合は CB CBCBとは、Convertible Bond(コンバーチブルボンド)の略称で、特定の条件の下で株式に転換可能な債券のことを指します。この金融商品は、投資家にとっては債券としての利息収入を得つつ、将来的に... O(Collateralized Bond Obligation、債券担保証券)と呼ばれる。CDOはCBOもしくはCLOのいずれか、または双方が組み込まれている商品である。