今週の日経平均は連日で年初来安値を更新しましたが、重要な下値のフシに到達した可能性が高いことや、底入れサインも少しずつ見えてきました。2/14は200日線(21,030円)を下回る場面もありましたが、下値模索は限定的で下ヒゲを残して取引を終えました。テクニカル指標でオシレータ系のRSI(9日)は前日の19.7%→20.3%(2/14)と、株価の下落とは逆行現象を示しており、株価の反転上昇の先行サインになるかが注目されます。2月限のSQ(21,190円)もかろうじて意識しています。あと、下値メドとして重要な2015年6月高値20,952円にワンタッチ(2/14安値 20,950円)して戻しており、ここからの反発に期待したいところ。2000年高値20,833円にも相当し重要な水準です。
さて、図表をご覧ください。東証1部の騰落レシオ(25日)は2/14現在で71.8%と100%を下回りかなり弱いトレンドとなっています。25日平均でみると値上がり銘柄数よりも値下がり銘柄数の方が依然として多いことを意味しています。
ただ、一般的に売られ過ぎといわれる70%に届きそうです。過去、TOPIXと騰落レシオのボトムはタイミングがほぼ一致する傾向が強く、概ね騰落レシオが70%を下回る水準であることがわかります。なので、足元もそろそろ一回買ってみる水準に近いといえそうです。
仮に、反発に転じた場合、日経平均は1/23高値(24,129円)から2/14安値(20,950円)までの下げに対する半値戻し22,539円、あるいは昨年12月になかなか上回れなかった23,000円付近を早期に回復できるかが、再び強気に転じる条件となります。
それがなされなかった場合、つまり、弱気継続の場合は2015年の高値からの急落波動(〇印)のようにダメ押しがあるかもしれません。