先生が今年の相場見通しで、"宮内庁年頭の歌会始めのお題"を取り上げ、お題が相場にかかわるものとすれば・・・とヒントをくれた覚えがあります。 ちなみに平成20年のお題は「火」。平成21年は「生」だそうです。今年は相場燃え尽き利が消え、来年は何か芽生えるということでしょうか?それとも、生きるということで"医薬"、それとも新しいテーマがでてくるのでしょうか? 私みたいな無能な人間には良い発想が思い浮かびません。確かに薬品株は、他のセクターに対して相対的に下げていないですね。

 今日の日経平均は売り先行からシカゴ日経平均先物の清算値(7865円)にサヤ寄せの動きとなりましたが、そこからさらに下げるという展開となりました。以前のように主力株が10分も20分も寄り付かない状況ではなく、意外とすんなりと寄り付くようにはなりましたけど・・・。
 今日付けの某新聞に"逆三尊底"、トリプルボトムですね、市況欄のトップに解説がありました。まさにわかりやすい逆三尊底になりそうな・・・そんな感じはしますね。
 ただ、三つ目の谷となるところが昨日まで三角もち合いになっていまして、昨日は分岐足となるべく、ほぼ"十字足"に近い形となりました。上下どちらかに振れますよ~という警戒シグナルですね。
 いずれにしても、昨晩の米国株に動きが出て、それに左右されると思ってはいたのですが、結果は下でした。家を出る前はNYダウで160ドル前後安い程度だったのですが、会社に着いた時間には400ドル以上の下げとなっていました。日経平均の分岐足は下に放れる足だったのです。

 所属する会社のホームページや情報提供コンテンツでは、しきりに今週は日経平均で昨年7月9日高値から今年の3月17日安値までの169日間の対等日(変化日)が到来する週(特に19日前後)であることを指摘していました。その変化日を三角もち合いからどちらかに放れる変化(つまり加速する)という認識でもいたのですが、所詮目先の波動です。11月5日高値からの下げで安値を付ける「変化日」と捉えたほうが良さそうです。
 また、今日は10月28日安値から基本数値の「17日目」、10月15日戻り高値から基本数値の「26日目」でもあります。さらに、9月22日高値から基本数値の42に近い「41日目」、7月高値からは基本数値の83に近い「82日目」となります。ですから、下げ止まるとすれば今日か明日のような気がします、希望も込めて。

東野幸利
株式会社T&Cフィナンシャルリサーチ

-----------------------------------「トレーダーズ・プレミアム」は、個人投資家の心強い味方です!!
http://www.traders.co.jp/service/goods/premium.asp -----------------------------------