昨日、一連のミーティングが終わった後に、私はひとり同僚達と離れグランドセントラルに足早に向かい、久し振りにメトロカードを買って地下鉄に乗り、ユニオンスクエアで降りて友人のアパートを訪ねました。ソファに座り、リラックスして、色々なことを軽い感じで2時間ほど話しました。ただそれだけのこと。しかしとっても上質な時間でした。考えてみるともう24年の付き合いになるのか。軽い感じでお互いに話すのですが、実はかなり深い内容の話をします。不思議な距離感を持ち続けてきたこの関係を、私はとても大切にしています。
昨日のニューヨークはやたら暖かい天気で、アパートから出てユニオンスクエアの前でまた違う友人を待ったのですが、爽やかな空気が流れていました。しかし一夜明けると、ニューヨークに冬が来ていました。今までも既に今日より寒い日もあったことでしょう。しかし誰もが自然と、冬が来たことを確信していました。季節とは不思議なものです。

ニューヨークには様々な思い出がありますが、やはり冬のニューヨークが一番厳しいけれども、一番素敵な気がします。秋の最後、もしくは冬の始めの友人との会話の雰囲気を、きっといつまでも憶えていることでしょう。