マーケットの動揺が続いています。ボラティリティが中々下がりません。上がる幅が大きく、かつ速かったので、下がる時の幅と速度も大きいということであり、いわゆるマーケットの調整に属する動きだとは思われます。マーケットを上げてきた理由、それは期待デフレを止めて期待インフレを作ることと、マネタリーベースを大幅に増やすことですが、それらが変わった、変えねばならなくなった訳ではないので、いずれ調整は終わり、元の波動に戻っていくとは思われます。しかしマーケットは経済・景気と同様、気持ちが大変重要なので、嘘から出た誠ではありませんが、波を侮ってもいけません。
投資とトレーディングは、しっかりとマーケットの様子に神経を張り巡らして、マーケットが何を云おうとしているかを知る努力をしなければいけませんが、近目で見るか遠目で見るかは、状況に応じて使い分ける必要があると思います。今目の前にある波を侮ってはいけませんが、前にも書きましたがこの半年間の波は更に大きな波の一部であると考えるべきだと思います。慎重に、神経を尖らす必要がありますが、遠目という視点もどこかでしっかりと持っておく必要があると思います。