2010年、日本のドル換算一人当たりGDPは前年から2つ上がり世界14位になったとのこと。約4万3千ドルで、日本にとって過去最高額。当たり前のことですが、円高が大きく底上げもしくは後押しをしています。2000年と比べると日本のドル建て一人当たりGDPは15%増え、アメリカは同期間に33%伸びたとのこと。記事は基本的に日本の成長力は劣っているというトーンで書かれていますが、私には違う風景も見えます。
同じ期間、労働人口一人当たりGDPを計ったらどうなるでしょう?日本の労働人口の落ち込みを考えると、日本の成長の方がアメリカより高いのではないでしょうか?日本の最大の問題は少子高齢化にある。日本という国のアイデンティティを考える時に、少なくとも人口を落とさないような施策を考え、打つことは、何にも増して重要なことであるように思えます。財政問題を将来にわたって解いていくためにも最重要のテーマです。政治は、どうしてこのことをもっと真正面に向き合って取り組まないのでしょうか?