小松左京さんが亡くなられた。日本沈没は中々衝撃的な小説&映画で、如何にも東宝らしいプラモデル的な雰囲気の中にも、妙なリアルティのある映画でした。私は3.11の地震の10分ほど前に成田空港に着陸し、地震の瞬間は空港第1ビルのロビーにいて、慌ててビルの外に出るとビル自体やその付属物、道路などが激しくたわんでおり、すぐにその映画の光景を思い出したぐらいですから、かなりの印象を植え付けた映画ではあったのでしょう。

小松左京さん原作の映画で忘れられないのが「復活の日」です。因みにこれは角川映画。1980年、高校2年の夏でした。今で云うところ(当時ももうあったかな?)の新宿アルタ前の噴水の所で、私は某F女子校の友人と待ち合わせ、封切り中だった「復活の日」をコマ劇場辺りの映画館に観に行ったのでした。記憶が正しければ、映画館はとても混んでいて、ちゃんとした席には座れずに、階段に座って観た気がします。いずれにしろ、それが彼女との最初のデートで最後のデートでした。そもそも果たしてこれをデートを呼ぶか、甚だ疑わしいのですが。懐かしい青春の一コマです。懐かしい面の他に、気まずい面とか、他にも色々と関連した記憶があるのですが、差し障りが少々あり得るのでここではこれ以上書きません。

あれから31年も経ったのかぁ。。。当時の小松左京さんと今の私がほぼ同じ年齢であることを考えると、私も随分歳を取ったのだと思います。でもいつまでも青春でいたいですね。