当社も暑くなってきました(東京オフィス)。日本の家屋は夏を旨として造らねばならない、と説いていたのは徒然草だったでしょうか。暑さと湿気は、日本では大昔からの課題でした。

東京都心部は、海風の通り道をビルが塞いでしまったので(或いは、ビルに塞がせることを行政は知ってか知らぬか許してしまったので)、日中の温度の上がり方がキョーレツです。しかも吉田兼好の時代と違い、窓のない、自然の風抜きの出来ないビルが多く、すだれのような工夫もないので、電気を節約すると簡単に暑くなります。流石に陽が傾くと、オフィスは過ごしやすくなってきますが、街中は引き続きむっとしています。海風のない所為で、夕立が起きることも稀になりましたから。

夏のエコ工夫は、古代からのテーマです。今新しく起きたことではなく、昔もありこれからもあることとして、身支度も含めて、賢い工夫に心掛けたいと思います。