今、私の横にトレーラーが止まりました。台の上にはコルベット・スティングレーが!あれはC1、いやC2です。最も美しいスティングレー。いやこの世で最も美しいオートモービル。1963年式でしょうか。薄いブルーのメタリック。とにかくカッコイイ!昔、小学校の同級生が社会人になってすぐに買ったのを見せてもらったことがあります。全く同じC2、1963年か64年式。同じ色でした。その時彼が、熱く思いを語ってくれたのを覚えています。今考えると彼は、とても大人びた趣味の人間でした。
今日はC2スティングレーが横に止まってオォ!っと叫び、なるべく長い時間横にいたいと願い、後からの眺めを見せて離れていく時にまたカッコイイ!と叫びました。今日はいい日です。しかしC2スティングレーは走っていませんでした。トレーラーの台の上でした。あのスティングレーは私と同い年かちょっとだけ若い筈です(C2の製造は1963年から67年まで)。どんなにカッコ良くても、時の流れには逆らえない何かがある筈です。あのC2のようにずっと輝いていたいと思うと同時に、時代の流れは勘違いしてはいけないと再確認したのでした。ま、世の中を見るとどうもそうとは思えないこともしばしば起きておりますが。