モスキート音って御存知ですか?若者にしか聞こえない高周波音で、17キロヘルツ程度の音です。元々は若者が店頭や公園にたむろすのを防ぐために開発されたそうです(その目的にモスキートという名前の製品がイギリスで作られたのが始まり)。しかし最近では高校生が携帯電話の着信音に利用して、先生に気付かれずに授業中に電話を受信したりするのに利用もされているようです。なるほど!

「歳を取るにつれて高周波音が聞こえなくなっていく」というのは身近な実体験があります。小さい頃、テレビ(ブラウン管です)から高い奇音が出ていて気になるのに、親は全く気にしていない。指摘しても聞こえないと云う。テレビの頭をパンと叩くとその高周波音は消える。そんなことがよくありました。その頃は、自分だけ人には聞こえない高周波音が聞こえる(小説の「砂の器」、いや「犬笛」みたいですね)と思い、ちょっと自慢な気がしていたのですが、単に若かっただけなのですね。

今日モスキート音の簡易可聴テストをしたところ、私は13kHzまでしか聞こえませんでした。近くにいた学生アルバイトは14kHZ、20代後半の若手社員はかろうじて16kHzまで聞こえたようです。私も普通の耳になってしまいました。しかし可聴テストを何回かしたらそのあと気持ち悪くなりました。聞こえると識別していなくても、耳と脳には作用しているのでしょう。

ところでこのモスキート音、私が今現役の高校生だったら、携帯の着信音に設定可にするのはもちろん、その他にも色々と利用方法を考えたことでしょう。イタズラにも使えそうです。高校生に戻った気分で、利用方法(悪用方法?)を考えてみるのも面白いかも知れません(笑)。