世の中、迷走色を強めています。政府はデフレだ!と声高に宣言したものの、それではどのように対処していくのか、最終的な目標はどこに置くのか、と云ったことを説明しなかった、或いは結果として世間に伝えられなかったので、「デフレならば今日買うよりも明日買おう」と云うことになり、消費は抑えられ、道は空き、株は売られているように見えます。

しかし!私はこれは、当社にとってチャンスだと思っています。世の中「だらっ」と動きがない、或いは緩やかに下がっていく中で、私たちはオリックス証券との統合を決め、自らのアクションによって競争環境に変化を起こし、「質でも規模でも日本一のオンライン証券」を目指す状態を創り出しました。日本株はパッとしませんが、当社グループで開発したカブロボファンドやヘッジファンドのファンド・オブ・ファンズであるアジアフォーカスは、対インデックス比で好調な運用結果を出しています。

世の中の具合が悪い時こそ、正しい変化に挑戦する者には、相応のリターンと云う御褒美があるべきだと信じています。今の状態は我々にとってチャンスだと云うのは、このような考え方からです。どんな風でもヨットは前進できる。前へ前へ、頑張っていきたいと思います。