台風一過で、久し振りに素晴らしい秋の空が広がりました。朝良し、昼良し、夕良し。その中でも夕方の西の空は、富士山の稜線の横に柿色のグラデーションが積み重なり、恐らく世界中どこでもある素敵な夕空ではあるのですが、やはり「最高の日本の空」と云う感じがしました。

相変わらず多忙ではあるのですが、その中でも美しい色を見たり、音を聴いたり、或いは新鮮な議論をして、脳をリフレッシュ・改善活動しながら、思いに耽けてみたいと思います。

「いつはとは 時はわかねど 秋の夜ぞ 物思ふことの 限りなりける」(古今集秋歌上 読み人知らず)

いつの季節でも物思いはするけど、やはり何といっても物思いの極みは秋だなぁ、と云う感じでしょうか。最近は時代に逆行した話も多かったですが、今宵は未来に思いを巡らせたいと思います。