抗ヒスタミン剤。小さな小さな一粒が、命取りですな。薬の所為と云うよりも、リスク管理の問題だとは思いますが。さてこの抗ヒスタミン剤、私も或る理由・状況に応じて、偶に飲むことがあります。常用している訳ではなく、たま~に困った時だけ飲むのですが、いつもカバンの中に忍ばせています。 因みにこの薬、アメリカではパイロットが乗務に際しても服用することが認められている(らしい)優れもので、全く眠くなりません。花粉症その他、広く使用できる第2世代抗ヒスタミン剤ですが、第2世代であればどれも眠くならない訳ではありません。
私の場合、かなりの種類の抗ヒスタミン剤を何年も掛けて試しました(しょっちゅう必要な訳ではないので、何年も掛かるのです)。合わない薬だと眠くなります。と云うか眠気はまだいいのですが、頭の回転が悪くなります。社員の前で話していても、自分の頭の回転数が普段より落ちているのを自覚したことがあります。経営者たるものこれではいけないと思い、色々な種類を試してみたのです。そして今の抗ヒスタミン剤に辿り着きました。たま~にしか使わないのですが。
普段から、色々とリスク管理の準備をしておくことは大切です。しかし慢心大敵!これもまた、以て他山の石とすべし、ですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。