今日は巴里祭、フランス革命記念日です。小さい頃、『革命』と云う言葉には、自然と血湧き胸躍る気持ちになりました。どうしてでしょう?男の子は、みんなそういうものでしょうか?或いは私が偶々そうだっただけでしょうか?
革命とか、体制と闘うとか、体制を覆すとか、そう云ったテーマのものが、テレビでも映画でも本でも好きでした。黄色い表紙の怪傑黒頭巾の単行本は、その古い字体と共に、私にとってはちょっと特別な本でした。生まれながらにそう云う性格だったのか、そう云う育てられ方をしたのか。三つ子の魂百までで、今でも基本的にこの感覚に変化はありません。
今日は私の尊敬する先輩であり友人である人の誕生日でもあります。この人は「あなたは破天荒である」と云われたそうです。破天荒は、三省堂の新明解国語辞典によると、【〔「天荒」は、もと荒蕪地の称。科挙に一人も合格者の無かった地域から初めて及第者が出た意〕だれもしたことの無い事をする様子。】
とあり、岩波書店の広辞苑には、【(「天荒」は天地未開の時の混沌たるさまで、これを破りひらく意) 今まで誰もしなかったことをすること。未曾有。前代未聞。】とあります。革命記念日に生まれた人に相応しい性格です。
今晩は、革命とか、破天荒とか、そう云った類のことに思いを馳せたいと思います。