政府の教育再生懇談会が昨日発表した第一次報告の冒頭の一文。
1.子供を有害情報から守る
○携帯電話利用についての教育を推進し、必要のない限り小中学生が携帯電話 を持つことがないよう、保護者、学校はじめ関係者が協力する
なんですかこれは?!唖然呆然。こんなヴァージョンは如何でしょう?
1.子供を有害情報から守る
○『読書』についての教育を推進し、必要のない限り小中学生が『読書するこ と』がないよう、保護者、学校はじめ関係者が協力する
流石にこれでは時代錯誤、専制国家ですね。しかし『』書きの部分、パソコン利用とかインターネット利用とかは、いずれ十分出てきそうな気がします。クワバラクワバラ。『テレビを見る』『体制批判』なども出てくるでしょうか?恐いもの見たさで敢えてその方向に進めて考えてみると、いずれ小中学生には有益情報だけを与えようと云う話になるのでしょうか?誰が有益か有害かを決めるのでしょう?終いには小中学生に留まらず、国民には有益情報だけを、なんてことになるのでしょうか?
少々悪ノリしました。すいません。
有害情報がいいと云ってるのではありません。しかし携帯電話を子供に持たせるか否かは親が決めることであって、政府が決めることではないでしょう。無力な子供を守ることは大切ですが、そのためにその他の情報や自由も取り上げてしまっていいのでしょうか?事前検閲的なことをするよりも、情報の善悪を見分ける能力を付ける方策を考えることの方が大切ではないでしょうか?私はファシズム的なものに対する生理的過剰反応があるかも知れません。しかしどうも嫌な臭いが、私にはします。
それに、そもそも実効性があるかどうか疑わしいですし、無駄なコストや仕事を生むだけのような気もします。
反応するのもアホらしかったのですが、今日は思わず反応してしまいました。色々な意見の方がいらっしゃるでしょう。そして全ての意見を私は尊重します。私の意見も、あくまでも個人的な一意見です。